2026年10月23日に放送されたドラマ『真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA』第1話で、徳川家康(内藤剛志)が忍びたちに恐ろしい命令を下しました。
高い崖から次々と飛び降りさせ、生き残る者がいるかを試していたのです。
若者たちが命を落としても、家康は平然と食事を続け、「空を飛べる忍でもおらんのか」と口にしました。
なぜ家康は、そこまで空を飛ぶ忍びを求めているのでしょうか。
気になるのは、主人公の猿飛佐助(岩本照)が「東国一の空飛ぶ忍」を自称していることです。
家康が求めている特別な能力を、敵となる佐助が持っている。
第1話には、そんな対照的な設定が用意されています。
家康の残酷な修行の目的と、佐助や服部半蔵との関係を考察します。
徳川家康はなぜ空飛ぶ忍びを求めている?
第1話で家康が求めていたのは、普通の忍びを超える能力を持った人物です。
崖から飛び降りる試練では、命令に従った若者たちが次々と命を落としました。
家康は水面に浮かぶ遺体を眺めながら、誰も生き残らなかったことを残念がり、空を飛べる忍びはいないのかと尋ねます。
この場面で家康が関心を示していたのは、若者たちの忠誠心ではなく、空を飛べるほどの能力でした。
ただし、家康が空飛ぶ忍びを何に使うつもりなのかは、第1話では明かされていません。
城への潜入なのか、敵の暗殺なのか。それとも別の目的があるのでしょうか。
家康の狙いを考えるには、当時の徳川家と豊臣家の関係が手がかりになります。
家康が忍びの育成に執着するのは豊臣家を倒すため?
ドラマの舞台は1614年。関ヶ原の戦いから14年が過ぎ、徳川家康は天下の実権を握っています。
しかし、大坂城には豊臣秀頼が健在でした。
家康にとって、豊臣家は徳川の天下を揺るがしかねない存在です。
実際の歴史でも、1614年に大坂冬の陣、翌1615年に大坂夏の陣が起こり、徳川家と豊臣家は最後の決戦を迎えました。
ドラマでも、家康は豊臣家を滅ぼそうとしています。
ここで考えられるのが、豊臣家との戦いに備えて、通常の軍勢では実行できない任務を担う忍びを求めているという可能性です。
城の守りを突破する、敵の重要人物に近づく、厳重な警備をかいくぐって情報を持ち帰る。
そうした任務に、並外れた身体能力を持つ忍びが役立つことは想像できます。
ただし、これは第1話の時代背景から考えられる目的であり、家康自身が具体的な任務を説明したわけではありません。
崖から飛び降りる修行は何のため?
家康が命じた試練は、忍びたちを高所から飛び降りさせるというものでした。
若者たちは命令に逆らえず、次々と飛び降ります。
しかし、生き残った者はいませんでした。
この場面で奇妙なのは、家康が失敗した者を助けようともしないことです。
家康は犠牲者の数よりも、自分が求める能力を持った者が現れなかったことを気にしていました。
普通の修行なら、技術を教え、失敗を重ねながら能力を伸ばしていくはずです。
ところが家康の方法は、育成というより、最初から並外れた能力を持つ人物を探し出す試験に近いものです。
生き残ることができれば、その人物こそ家康が求める忍びだったのでしょう。
人の命を惜しまない家康の冷酷さが、強く印象に残る場面でした。
家康が求める空飛ぶ忍びは猿飛佐助なのか?
第1話で最も気になるのが、家康の言葉と主人公・佐助の能力が重なっていることです。
佐助は自らを「東国一の空飛ぶ忍」と名乗っています。
身軽な動きと驚異的な跳躍力を持ち、通常の忍びとは異なる戦い方をする人物です。
ただし、第1話では飛ぶ術に失敗する場面もあり、自由自在に空を飛べるほど完成された能力ではありません。
それでも、家康が探し求めている人物像に、佐助が近いことは確かでしょう。
ここで注目したいのは、佐助が徳川に仕える忍びではないことです。
佐助は主君を持たず、命令されることを嫌う自由な忍びとして登場しました。
そして、師匠の白雲斎を徳川側の服部半蔵に殺されています。
もし家康が佐助の能力を知れば、手に入れようとする可能性があります。
しかし佐助にとって、徳川は師匠の命を奪った敵です。
家康が欲しがる能力を持った忍びが、家康に敵対する側へ向かう。
この関係が、今後の物語を動かす要素になるのではないでしょうか。
服部半蔵がいるのになぜ新しい忍びが必要?
徳川家には、すでに服部半蔵(中村獅童)という強力な忍びがいます。
半蔵は「日の本一の忍」と称される人物です。
第1話でも、佐助の師匠である白雲斎を殺害し、その圧倒的な実力を見せつけました。
これほど強い忍びがいるのに、家康はなぜ新たな人材を求めるのでしょうか。
一つ考えられるのは、半蔵の強さと、家康が求める「空を飛ぶ能力」が別のものだということです。
半蔵は優れた戦闘能力を持っていますが、第1話では空を飛ぶ忍びとして描かれていません。
家康は半蔵を超える強さだけでなく、半蔵にもできない特殊な任務を遂行できる忍びを探しているのかもしれません。
また、半蔵は白雲斎を徳川に仕官させようとしていました。
白雲斎が誘いを断ると、半蔵は容赦なく命を奪います。
徳川側が優秀な忍びを積極的に取り込もうとしていることも、第1話からうかがえます。
白雲斎を殺した理由も忍びの確保と関係している?
白雲斎(唐沢寿明)は、佐助に忍術を教えた師匠です。
かつて真田家に仕え、上田合戦で活躍したという過去を持っています。
徳川側の半蔵は、その白雲斎に仕官を持ちかけました。
しかし、白雲斎は真田への忠義を捨てず、誘いを断ります。
その結果、半蔵に殺されてしまいました。
家康が優秀な忍びを求めていることと、白雲斎への仕官の誘いは、つながっている可能性があります。
白雲斎自身の忍術だけでなく、優れた忍びを育てる技術も徳川にとって魅力だったのかもしれません。
実際、白雲斎は佐助に忍術を教え、ほかの若者たちの育成にも取り組んでいました。
ただし、徳川が白雲斎の育成能力を目的としていたかどうかは、まだわかっていません。
白雲斎の死によって、佐助が徳川と敵対する理由が生まれたことは、物語の大きな転機です。
真田幸村と徳川家康では忍びの扱い方が違う
第1話では、真田幸村(安藤政信)と徳川家康の人物像が対照的に描かれていました。
幸村は九度山で苦しい生活を送りながらも、家臣や村人の暮らしを気にかけています。
家臣たちが作った真田紐を売り、さらに村人にも作り方を教えて収入を得られるようにしようとしていました。
一方の家康は、忍びを得るために若者たちの命を犠牲にしています。
幸村は人々とともに苦難を乗り越えようとし、家康は絶対的な権力によって人を従わせる。
この違いは、忍びたちが誰に仕えるかを考えるうえでも重要です。
佐助の師匠・白雲斎は「力は人のために使え」と教えていました。
その言葉と、家康の残酷な修行は正反対です。
今後、佐助が真田幸村とどのような信頼関係を築くのかにも、この考え方の違いが関わってくるのではないでしょうか。
家康が空飛ぶ忍びを求める理由は今後明かされる?
第1話で家康は、空を飛ぶ忍びを欲しがっていることをはっきり口にしました。
しかし、その能力を使って何を実現したいのかは語っていません。
気になるのは、家康が豊臣家との決戦を控えていることと、佐助が空を飛ぶ忍びを自称していることです。
今後、家康が佐助の存在を知ったとき、どのような反応を示すのでしょうか。
佐助を徳川側に引き入れようとするのか。それとも、危険な敵として排除しようとするのか。
すでに佐助は半蔵によって師匠を殺され、徳川と対立する理由を持っています。
家康が求める力と、佐助がその力を何のために使うのか。
この二つがぶつかる展開に注目したいところです。
まとめ
『真田十勇士』第1話で、徳川家康は若者たちを崖から飛び降りさせ、空を飛べる忍びを探していました。
その目的はまだ明かされていませんが、豊臣家との決戦に向けて、通常の忍びにはできない任務を遂行できる人物を求めている可能性があります。
一方、主人公の猿飛佐助は「東国一の空飛ぶ忍」を自称する人物です。
家康が欲しがる能力を持つ佐助が、師匠を殺されたことで徳川に敵対する立場になった点は、今後の重要な見どころでしょう。
家康はなぜ空を飛ぶ忍びを必要としているのか。その答えが明かされるとき、佐助の存在が大きく関わってくるのかもしれません。

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