記事上部

『SとX』シオンは何者?正体や霜鳥との関係・役割を解説

エンタメ

Netflix『SとX』に登場する、謎めいた女性・加瀬詩音(かせ・しおん)。

山口紗弥加さんが演じる詩音は、どこか妖艶でつかみどころがなく、初登場から強烈な印象を残します。

霜鳥壱人が彼女のもとを訪れてアドバイスを受ける姿を見て、

「シオンって何者なの?」

「霜鳥とはどういう関係?」

「普通のカウンセラーではないの?」

と気になった人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、加瀬詩音の正体は、れっきとした婦人科医であり医学博士です。

怪しげな雰囲気をまとっていますが、実は高度な専門知識を持つ医師。

そして物語では、普段は人の相談に乗る側である霜鳥が、自分自身について話すことのできる貴重な存在でもあります。

この記事では、『SとX』のシオンこと加瀬詩音の正体や職業、霜鳥との関係、物語で果たしている役割について解説します。

※ここからはドラマの内容に触れています。

『SとX』シオンこと加瀬詩音は何者?

加瀬詩音は、山口紗弥加さんが演じるドラマ版『SとX』の主要人物の一人です。

一見すると、何の仕事をしているのか分かりにくい人物として登場します。

彼女がいる場所も独特な雰囲気があり、初めて見たときには、

「この人はカウンセラー?」

「霜鳥とは以前から知り合いなの?」

と戸惑うかもしれません。

しかし、詩音の正体は怪しい人物などではありません。

婦人科医であり、医学博士でもある専門家です。

Netflix公式でも、詩音について「一見セクシーだが、れっきとした婦人科医・医学博士」と紹介されています。

つまり霜鳥が彼女に相談しているのも、単なる友人だからというだけではなく、医療の専門知識を持つ人物として信頼しているからだと考えられます。

見た目の印象と実際の職業とのギャップが、詩音というキャラクターの大きな特徴です。

シオンの職業は婦人科医・医学博士

詩音の職業について、もう少し詳しく見てみましょう。

公式設定では、

婦人科医/医学博士

とされています。

婦人科医は、女性の身体や健康に関わるさまざまな問題を診療する医師です。

一方の医学博士は、医学分野において研究を行い、博士号を取得していることを示します。

つまり詩音は、単に相談者の話を聞くカウンセラーという位置づけではなく、医学的な専門知識を持った人物なのです。

ここは『SとX』を見るうえで重要なポイントでしょう。

主人公の霜鳥も精神科医であり、専門的なセラピーを行っています。

詩音もまた婦人科という別の領域から、人の心や身体に関わる問題に向き合っています。

二人は専門分野こそ違いますが、医師として人の悩みに向き合っているという共通点があります。

シオンと霜鳥はどんな関係?

詩音は、霜鳥が悩みを相談できる相手として登場します。

ここが二人の関係で非常に重要なところです。

霜鳥は普段、霜鳥クリニックを訪れる相談者の話を聞く側です。

誰かが悩んでいれば、その言葉に耳を傾ける。

相手が自分の気持ちを整理できるように寄り添う。

それが霜鳥の仕事です。

しかし、霜鳥自身にも悩みがあります。

過去の経験から人との深い関係に踏み出せず、初恋の相手・市之瀬佑美と再会してからも、自分の気持ちとの間で揺れ続けます。

そんな「相談する側の霜鳥」を見ることができるのが、詩音との場面なのです。

詩音は霜鳥に一方的に答えを与えるのではなく、時には軽やかに、時には核心を突く言葉で彼自身の気持ちと向き合わせます。

普段の霜鳥とは立場が逆転するところが、二人の関係の面白さでしょう。

シオンは霜鳥の恋人なの?

二人の距離感から、

「シオンは霜鳥の元恋人なのでは?」

と思った人もいるかもしれません。

しかし、Netflix公式では詩音が霜鳥の恋人や元恋人であるとは紹介されていません。

公式に示されているのは、詩音が霜鳥にアドバイスを送る婦人科医・医学博士であるということです。

また、公開されている相関図でも詩音は霜鳥の「相談相手」とされています。

そのため、少なくともドラマ上の役割としては、恋愛関係というよりも、霜鳥が自分の悩みを話せる専門家であり理解者と捉えるのが自然でしょう。

むしろ恋愛関係ではないからこそ、霜鳥も冷静に自分自身について話せるのかもしれません。

詩音は、霜鳥と佑美の恋愛をめぐる物語を外側から見つめる人物でもあります。

シオンは佑美の相談にも乗っている

興味深いのは、詩音が霜鳥だけの相談相手ではないことです。

詩音は市之瀬佑美の悩みにも耳を傾けます。

つまり、

霜鳥 → 詩音に相談する

だけではなく、

佑美 → 詩音に相談する

という関係も生まれます。

霜鳥と佑美は互いに惹かれ合っているものの、簡単には距離を縮められません。

霜鳥には過去に由来する大きな壁があり、佑美にもまた自分自身の仕事や生き方についての葛藤があります。

そんな二人の間にいるのが詩音です。

だからといって、詩音が二人を強引に結びつけようとするわけではありません。

それぞれの話を聞きながら、その人自身が自分の気持ちに気づけるような言葉を投げかけています。

ここにも『SとX』という作品らしい「人の話を聞くこと」の大切さが表れています。

なぜシオンは謎めいて描かれている?

詩音が印象に残る大きな理由が、その独特な登場の仕方です。

婦人科医と聞いて一般的に想像する診察室とはかなり違う場所にいるため、最初は正体が分かりません。

しかし、これは詩音という人物を印象づけるための演出でもあるでしょう。

見た目や場所だけで、

「きっとこういう人だろう」

と判断してしまう。

ところが実際には、医学博士でもある専門家だった。

このギャップは、『SとX』という作品全体のテーマとも重なります。

本作では、職業や悩みに対する周囲の先入観がたびたび描かれています。

霜鳥自身も、珍しい分野を専門としていることで周囲から誤解されることがあります。

詩音もまた、外から見た印象だけでは本当の姿は分からない人物として描かれているのではないでしょうか。

シオンは霜鳥と似ている?

霜鳥と詩音には、意外な共通点があります。

二人とも医師であり、人にはなかなか相談しづらい問題と向き合う立場にあります。

しかし性格はかなり違います。

霜鳥は真面目で穏やか。

物事を慎重に考え、自分自身のことになると悩みすぎてしまうところがあります。

一方の詩音は、どこか自由でつかみどころがありません。

霜鳥が深刻に考えていることにも、少し違った角度から言葉を投げかけます。

だからこそ、二人は相性がいいのでしょう。

霜鳥と同じような性格の人物が相談相手では、考え方も同じ方向へ進んでしまいます。

詩音の存在によって、霜鳥は自分だけでは気づかなかった視点を与えられます。

霜鳥に「別の見方」を与える人物。

これが詩音の重要な役割の一つだと考えられます。

シオンの役割は「霜鳥を相談者にすること」

『SとX』の中で、詩音には非常に面白い役割があります。

それは、セラピストである霜鳥を「相談する側」にすることです。

霜鳥は相談者の悩みには丁寧に向き合います。

ところが自分のことになると、過去の経験や不安にとらわれ、なかなか前へ進めません。

人の悩みは理解できても、自分自身の心を客観的に見ることは難しい。

それは専門知識を持っている霜鳥も同じです。

そんな彼の話を聞くのが詩音です。

この関係があることで、『SとX』は「専門家なら何でも自分で解決できる」という物語にはなっていません。

人の相談に乗る人にも、相談できる相手が必要。

詩音の存在は、そのことを自然に伝えているように感じられます。

シオンが霜鳥と佑美の物語で重要な理由

詩音は主人公でもヒロインでもありません。

しかし、霜鳥と佑美の関係を描くうえでは欠かせない人物です。

霜鳥は自分の過去を抱えたまま、佑美との関係に踏み出せずにいます。

一方の佑美も、霜鳥の気持ちが分からず戸惑います。

二人だけで向き合っていると、どうしても同じところで立ち止まってしまいます。

そこに第三者として違った視点を与えるのが詩音です。

ただし、詩音が二人の答えを決めるわけではありません。

霜鳥には霜鳥自身の答えを。

佑美には佑美自身の答えを。

それぞれが見つけられるように言葉をかけています。

これは霜鳥が普段、相談者にしていることでもあります。

つまり詩音は、霜鳥自身が他人にしていることを、今度は霜鳥に返してくれる人物ともいえるでしょう。

まとめ

『SとX』のシオンこと加瀬詩音は、山口紗弥加さん演じる婦人科医・医学博士です。

初登場では独特な雰囲気から「何者なの?」と思わせる人物ですが、決して怪しい人物ではありません。

医学的な専門知識を持ち、霜鳥や佑美の悩みに耳を傾ける重要な存在です。

特に霜鳥との関係では、

「相談者の話を聞く霜鳥」ではなく、「自分の悩みを話す霜鳥」を引き出す人物

という役割を担っています。

霜鳥は他人の心には寄り添えても、自分自身のことになるとなかなか答えを見つけられません。

そんな霜鳥に違った視点を与え、自分の気持ちと向き合うきっかけを作るのが詩音です。

そして佑美の相談にも乗ることで、二人の関係を少し離れた場所から見守っています。

一見すると謎めいたキャラクターですが、正体を知ると、詩音が『SとX』の「誰かに話すことの大切さ」を象徴する人物の一人であることが見えてきます。

人の悩みに寄り添う霜鳥にも、寄り添ってくれる人がいる。

加瀬詩音は、そのことを教えてくれる重要な存在なのではないでしょうか。

あわせて読みたい関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました