ヴァイオレット・エヴァーガーデンが家庭教師?イザベラとの関係についても

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝~永遠と自動手記人形~ではヴァイオレットが家庭教師としてイザベラ・ヨークの元に派遣されます。手紙の代筆を行うドールのヴァイオレットがなぜ家庭教師なのでしょうか?考察も含めて解説していきたいと思います。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンが家庭教師?

ヴァイオレットの勤務するC・H郵便社にヴァイオレットに家庭教師を依頼したいとの連絡が入りました。通常であればドールの仕事ではなく、全くの業務外なので当然受けられない依頼なのですが、ドロッセル王家からの依頼ということで断る選択がない状況。
3ヶ月という長期間に渡る出張ということもあり、社長のホッジンズは心配なようです。

なぜ家庭教師なのか

イザベラの通う女学校は良家の子女のみが在籍しているので身の回りの世話をする侍女が付き添うことが認められていました。イザベラを引き取って学校に入学させたまでは良いのですが、今のままでは上流階級の社交場にも出すことは出来ないと分かっていたのでしょう。
イザベラに家庭教師をつけたのは家のためであって、決してイザベラの幸せを願ってではありません。
ヴァイオレットのような優秀は人材なら、ヨーク家の面目も守秘義務も守れると思ったのではないでしょうか。

王家からの依頼の理由

ヴァイオレットは以前にドロッセル王家のシャルロッテ王女の公開恋文の代筆教務を請け負いました。
その際の仕事ぶりが評価され、ヨーク家は王家の血を引く由緒ある貴族ですからヴァイオレットなら間違いないと紹介されたのでしょう。

ヴァイオレットが淑女教育?

孤児として育ち「武器」として戦うことしか知らなかったヴァイオレット。淑女としての振る舞いなどをどこで覚えたのでしょうか?元々潜在能力の高い彼女ですから王家や貴族の仕事を受けているうちに依頼主に失礼がないようにと身につけたのだと思われます。
完璧主義のヴァイオレットですから妥協は許しません。女学校のお嬢様たちにも一目置かれるほどの淑女っぷりでした。

ヴァイオレットとイザベラとの関係

イザベラは生まれながらの貴族の娘ではなく、私生児として貧民街で育ったため良家の子女ばかりがいる女学校の環境に馴染むことが出来ません。慣れない生活と自分の将来を悲観して心を閉ざしていました。

ヴァイオレットとの出会い

かつてイザベラはエイミーという名で私生児として貧民街で育ち、母を亡くしてからは一人で生きてきました。そして親に捨てられた幼い少女と出会い、貧しくても幸せな日々を過ごしていたのです。

父と名乗る男性に引き取られ、以前のように寒さや空腹に耐えることもありません。それなのに贅沢で裕福な暮らしの中で一人ぼっち。豪華な食事に美しい部屋にも幸せを感じることなく過ごしていました。
ヴァイオレットの容姿や立ち振舞などを見て、良家の出身だと思ったのでしょう。初対面で嫌悪感すら感じてしまいます。

大切な友だち

ヴァイオレットの過去を知り、親近感をもつイザベラ。次第に打ち解けていきました。
お互いに孤児として育ち、歳の近い友だちもいなかった二人。
誰かと一緒にお風呂に入ることも初めて。同じベットで寝たり髪の毛を結ったり、年頃の女の子が友だちと普通に過ごす時間を共有することで大切な存在となっていきました。

二人が過ごした3ヶ月は宝石のように光輝く青春の思い出になったのだと思います。

まとめ

ヴァイオレットが家庭教師として派遣された経緯とイザベラとヴァイオレットが友情を育む過程について書かせていただきました。
女学校までの道のりをヴァイオレットに手を引かれで急ぐシーンがありましたが、緑の中から差し込む光に手を伸ばそうとするイザベラの心境を思うと切なくなってしまいます。
どうか幸せになってほしいと心から願ってやみません。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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