『鬼滅の刃』猗窩座が食べた人間の数は?女を食べなかった理由と強者への執着

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猗窩座はどれほどの人間を食べたのか?

猗窩座は十二鬼月の上弦の参として、100年以上にわたり人を喰らい続けてきた鬼です。鬼の強さは「食べた人の数」と「質」に比例すると言われており、猗窩座の強さから考えても、かなりの数の人間を喰ってきたことは間違いありません。

しかし、猗窩座には他の鬼と異なる、ある“こだわり”がありました。

女は食べないという信念

猗窩座には「女を食べない」という確固たる信念がありました。これは、人間だった頃の彼の記憶と関係しています。猗窩座が鬼になる前、父親を失い、幼い頃から苦労していた彼を支えてくれたのが、師匠・慶蔵とその娘・恋雪でした。特に恋雪の存在は、猗窩座にとってかけがえのない心の支えでした。

その記憶が、鬼になった後の猗窩座の中にも残っており、彼は一貫して「女性を食べない」ことを徹底していたのです。これは無惨や他の鬼から見れば珍しく、ある種の“人間らしさ”が残っていたとも言えるでしょう。

「強者」を求め続けた猗窩座の戦闘哲学

猗窩座は「強くなければ生きる価値がない」という極端な思想を持ち、弱者を相手にすることを極端に嫌いました。そのため、一般人や子どもを襲うような行為はせず、柱や武道家など、自分と互角以上に戦える相手ばかりを求め続けてきました。

弱い相手では、一瞬で倒してしまう――それでは意味がないのです。彼が求めたのは「真剣勝負」でした。強い相手と戦い、会話をしながら、相手を嘲笑い、自分の強さを見せつける。そのため、煉獄杏寿郎や富岡義勇に対しては、戦いながらも何度も「お前も鬼にならないか?」と誘っていました。

これは単なる勧誘ではなく、「鬼である自分の方が優れている」「お前も鬼になればもっと強くなれる」という、猗窩座自身の歪んだ価値観の表れだったのです。人間だった頃の劣等感や挫折が、潜在意識の中で鬼の行動として表出していたとも考えられます。

食べた人間の数は数百人〜数千人規模?

では、実際に猗窩座が食べた人間の数はどれくらいだったのでしょうか?

  • 鬼として活動していた期間:約100年以上
  • 好み:柱クラスの剣士や武道家など「強者」限定
  • 他の鬼と違って女は食べない

これらの条件を総合すると、猗窩座が食べた人間の数は少なく見積もっても数百人、多ければ数千人規模と推測されます。ただし、他の鬼が数の暴力で力を蓄えていたのに対し、猗窩座は「質」にこだわっていたと思われますので、一人ひとりが非常に強い相手だったと考えられます。

まとめ:猗窩座の哀しき信念と食人の実態

猗窩座はただの殺戮マシンではありませんでした。女を食べないという倫理観、自分より強い相手を求める戦闘への執着。それらは、かつて人間だった彼の哀しき記憶と信念から来ていたのです。

彼の行動やセリフの裏には、鬼でありながら人間味のある矛盾した感情が垣間見えます。だからこそ、猗窩座というキャラクターは多くのファンの心に刺さるのかもしれません。

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