ヴァイオレットエヴァーガーデンに登場するディートフリート大佐ですが、アニメーションでは彼の詳細があまり描かれていません。今回はディートフリート大佐について詳しく説明していきたいと想います。
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ディートフリート大佐とは
ディートフリート大佐とは一体どのような人物でどのような過去をもっているのでしょうか?
ディートフリート・ブーゲンビリア
ディートフリート・ブーゲンビリアはライデンシャフトリヒで代々続く陸軍軍人一家の長男として生まれました。過去にこの国を守った英雄にちなんで国の至ることころにブーゲンビリアの花が植えられており、そのことからも由緒ある家系ということが伺えます。
海軍へ入隊
ディートフリートは子どもの頃から船が好きで将来は自分の船を持ち、船長になることを夢見ていましたが、ブーゲンビリア家は代々陸軍に従事することが決まっています。
幼少の頃から強い叱咤と暴力で支配されていたディートフリートとギルベルト。
父親に逆らうことは許されない環境の中、兄のディートフリートは次第に反発心が強くなっていったのです。
父親に背いて海軍に入隊したディートフリートはブーゲンビリア家とは絶縁状態になりますが、長男の自分の代わりに家督を継ぐことになった弟に対して感情を表には出しませんが、強い愛情をもっているのでした。
ディートフリート大佐とヴァイオレットとの出会い
ディートフリートとヴァイオレットどのような出会いだったのでしょうか?
孤島での出会い
ディートフリートは任務中にライデンシャフトリフ国海域周辺で大暴風雨に見舞われてしまいます。艦隊は座礁し、小型の救命艦で地図にも載っていない孤島に漂着しました。
そこで一人の少女と出会います。幼いながらに大変美しい少女を見て、ディートフリートの部下が襲おうとしました。一瞬の出来事、事もあろうに少女はその男を殺してしまいます。
恐れをなしたディートフリートは少女を殺すように部下に命じたのですが、少女はあっという間にディートフリート以外の部下を全員殺してしまいました。
その少女は何故かディートフリートを主人と思っていたようで、ディートフリートが「殺せ」と命令すると草むらに隠れていた動物や昆虫をも殺してしまうのでした。
この少女こそがのちのヴァイオレットです。
自動殺人人形だった少女
この頃のヴァイオレットは、名前も言葉も感情も持たない獣のような少女でした。
戦争のための『道具』として命令一つで屈強な相手でも一撃で殺してしまう異常なまでの戦闘能力と自己防衛本能。
のちに『自動手記人形』となるヴァイオレットですが、この頃は『自動殺人人形』と呼ばれていました。そしてこの得体のしれない少女を恐れ、扱いに困って弟のギルベルトに押し付けてしまったのです!弟は心から信頼の出来る存在。故に少女を任せられるという気持ちもあったのでしょう。
自信家で人に弱みを見せることがなかった兄が一人の少女に対して恐怖を感じているのを哀れに思い、少女を引き取るのでした。
ディートフリートはヴァイオレットが好きなのか
ネット上ではディートフリートの言動などから『ヴァイオレットのことが好きなのでは?』などと話題になっていますが、実際はどうなのでしょう?
ヴァイオレットの変化に戸惑う
出会った頃は獣のような少女で恐怖さえ感じていたヴァイオレット。成長するに従ってとても美しい女性になっていきます。生死が不明の弟・ギルベルトを心から慕い、必死に生きている姿を見ているうちにヴァイオレットに対する想いが変わっていきます。
妹のような存在
弟・ギルベルトの代わりに母親の墓参りを欠かさずにしているヴァイオレット。弟に対する一途な想いを目の当たりにしてヴァイオレットに対して愛情をもつようになっていったディートフリート。
一人の女性として愛しているのではなく、妹のような感情を抱き始めたのではないかと考えられます。
劇場版では、ヴァイオレットに会うことを拒むギルベルトを叱りつけました。兄の言葉に自分の気持ちに正直になれたギルベルト。ヴァイオレットのもとへ駆け出していきました。
まとめ
ディートフリート、ヴァイオレットとギルベルトの出会うきっかけを作り、結びつける役目を果たしました。初めは嫌な適役という印象が強かったのですが、弟想いの優しい長男だったのですね。
ヴァイオレットとギルベルトだけでなく、ディートフリートにも穏やかな幸せが訪れていることを願って!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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