映画『キングダム』シリーズで圧倒的な存在感を放つ“山の王”楊端和(ようたんわ)。美しさと強さを兼ね備えたカリスマ女王として、信や嬴政たちと共に戦う姿に心を打たれた方も多いのではないでしょうか。この記事では、映画に登場する楊端和の名言や名シーンを厳選してご紹介します。静かな威厳、仲間への信頼、そして戦う者としての覚悟がにじむ名セリフの数々から、彼女という人物の魅力に迫ります。
「我らはここで死ぬために来たのではない」──王都奪還戦での激励
映画『キングダム』1作目で描かれた王都奪還戦において、楊端和が山の民を率いて戦場に立つシーンは圧巻です。その中で彼女が発した「我らはここで死ぬために来たのではない!」という言葉は、士気を奮い立たせる力強い檄でした。裏切られてきた過去を持ちながらも、再び秦のために剣を取った楊端和。この言葉には、誇り高き女王としての責任と、未来を切り開こうとする意志が込められています。
「この者たちの“信”を見定める」──嬴政との出会いにて
信と嬴政が山の民を味方につけようと訪れたとき、楊端和は彼らの申し出を即座には受け入れませんでした。過去に秦に裏切られた記憶があるためです。そんな中、嬴政が語った理想と信のまっすぐな言葉に、楊端和は「この者たちの“信”を見定める」と告げます。このセリフは、彼女がただ感情で動く女王ではなく、理性と誇りを持って判断する存在であることを示しています。
「この血の誓いに従い、我らはお前と共に戦う」──同盟の証
嬴政たちと共闘を決めた楊端和は、山の民の戦士たちの前で誓いを立て、「この血の誓いに従い、我らはお前と共に戦う」と宣言します。この場面では、彼女のカリスマ性と、信頼のもとに築かれる同盟の重さが描かれています。誓いは言葉だけではなく、血を交わす儀式として描かれ、観客にも緊張感と荘厳さを強く印象づけました。
「よかろう。我が軍はそなたに力を貸そう」──信への認可
信が軍を率いる者として、戦の最前線に立とうとする場面で、楊端和は静かに彼を見つめ、信頼を込めて「よかろう。我が軍はそなたに力を貸そう」と言い放ちます。このセリフは、上下ではなく“戦友”としての信頼を示す言葉。厳しく冷静な判断を下す楊端和が、自らの軍勢を信に託すということは、それだけ彼を認めている証拠でもあります。
「誇りをもって生きよ」──戦場に倒れる者への祈り
山の民の兵士が戦場で倒れる際、楊端和が静かに「誇りをもって生きよ…」と呟く場面があります。大きく取り上げられるセリフではありませんが、女王として民を想う姿勢がにじみ出た、印象的なワンシーンです。部下の命を軽んじるのではなく、その死に意味を持たせ、残された者たちに前を向かせる。それが、楊端和という人物の“強さと優しさ”の象徴でもあるのです。
まとめ:静かなる威厳と、揺るぎない覚悟
『キングダム』に登場する楊端和の名言や名シーンは、どれも力強く、美しく、そして静かな覚悟に満ちています。彼女は剣を振るう女王でありながら、決して怒りや衝動だけで動く人物ではありません。信や嬴政との関係、そして戦場での判断を通じて見せる“人を導く力”は、女性キャラとしての枠を超え、物語に欠かせない存在感を放っています。今後の続編でも、彼女のさらなる名言や活躍が描かれることを、期待せずにはいられません。
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