【レ・ミゼラブル】マリウスは実在した?モデルについて解説

エンタメ

【レ・ミゼラブル】1862年にフランス文学の巨匠ヴィクトル・ユーゴーが発表した19世紀初めのフランス動乱期を舞台にした大河小説。映画やドラマ、ミュージカル化もされている今もなお人気のある作品のレ・ミゼラブルですが今回は作中に出てくるイケメン青年、マリウス・ポンメルシーについて解説していきたいと思います。

【レ・ミゼラブル】マリウスとは

マリウスとはどんな青年なのでしょうか?映画やミュージカルでもマリウスは人気のある役どころ。
小説では黒髪に黒い瞳の美しい容姿の青年と謳われています。映画やミュージカルでもイケメン枠。そんなマリウスについて詳しく調べてみました。

マリウスの生い立ち

マリウス・ポンメルシーは1810年に生まれ、5歳のときに母を亡くしました。母方の祖父は貴族で裕福な家庭に生まれましたが祖父は生粋の王党派だったため思想の違いから反発し、家を飛び出してしまいました。パリで弁護士をしていますが暮らしは貧しく、国に対して強い不満をもっています。
自分が貴族の出だということを恥じています。

マリウスの性格

真面目過ぎる故に仲間からは堅物とからかわれていました。情熱的で祖国フランスを変えたいと強い思想をもっています。ABCの友の仲間たちと共に命をかけて革命を成し遂げようとしていました。
作中で歌われる『ABCカフェ~レッド・ブラック~』私はこの曲を聞くと若者たちの真っ直ぐな熱き想いに目頭が熱くなってしまいます。そして『民衆の歌』で涙腺破壊・・・この革命の結末を知っているからこそ堪えきれないのです。

『Les Misérables』歌唱披露 ♪ABCカフェ~♪民衆の歌

【レ・ミゼラブル】マリウスは実在した?

マリウスにはモデルとなった人物がいるんです!

実在モデルはレ・ミゼラブル作者本人

ヴィクトル・ユーゴーの若かりし頃を描いたと本人が語っています。

ヴィクトル・ユーゴーの生い立ち

ユーゴーの父はナポレオンに仕えた地位の高い軍人でしたが、母は王党派で信仰心の厚いクリスチャン。主張の異なる両親の元で育ちました。
17歳の頃には詩の才能が開花されコンクールで一位を獲得。母は才能を認め、文学での成功を期待していましたが父親はユーゴーをいづれは軍人にと考えていたようです。父親に反発していたユーゴーはマリウスのように闘争に明け暮れるようになりました。

マリウスとヴィクトル・ユーゴーの違いは?

マリウスはユーゴーそのもの。マリウスはユーゴーの分身なのです。

マリウス役とヴィクトル・ユーゴーの顔は似てる?

ヴィクトル・ユーゴーの子供時代

この写真はユーゴーの子供時代のものですが、キリッとした聡明な印象のある美少年です。

映画『レ・ミゼラブル』よりアンジョルラスとマリウス

貴族出身ということで品のある美少年という点ではマリウス役をイケメン俳優が演じるのは当然なのでしょう。ユーゴーは女性にもモテたようでマリウスの恋人で妻となるコゼットはユーゴーの妻と愛人がモデルとなっているそうです。

まとめ

レ・ミゼラブル、マリウス青年について解説しました。原作者がモデルと知って映画や舞台を観ると、視点も変わり深く感情移入も出来るのではないでしょうか?今回はマリウスのことを書かせていただきましたが、実はアンジョルラス派な私です。最後までお読みくださり、ありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました