ドラマ『真田十勇士 SHADOWS OF THE TEN NINJA』第2話で、圧倒的な強さと残忍さを見せつけたのが、関口メンディーさん演じる柘植清弘(つげ・きよひろ)です。
徳川家康の命を受けて九度山に現れた柘植は、真田の忍びを探し出すため、無関係の村人まで犠牲にしようとしました。
そして、真田十勇士の一人である海野六郎を、驚くほどあっさりと殺してしまいます。
柘植清弘は、徳川方に仕える非常に危険な忍びです。その強さは、真田十勇士にとって大きな脅威となっています。
一方、歴史には「柘植清広」というよく似た名前の伊賀の武士が存在します。
柘植清弘とは何者なのか。海野六郎を殺した理由や驚異的な能力、実在した人物との関係を詳しく見ていきます。
柘植清弘は何者?徳川家康に仕える最凶の忍び
柘植清弘は、徳川家康(内藤剛志)に仕える忍びで、徳川方の刺客として登場します。
演じているのは関口メンディーさんです。
柘植の特徴は、並外れた怪力と瞬発力。そして、相手の命を奪うことにためらいを見せない冷酷さです。
第2話では、九度山に潜んでいる真田の忍びを探し出すため、幸村たちの前に姿を現しました。
真田幸村(安藤政信)は、長年にわたって徳川の監視下に置かれていましたが、猿飛佐助(岩本照)との出会いをきっかけに、大坂城へ向かうことを決意します。
その動きを警戒した徳川側が送り込んだのが柘植でした。
柘植は単に腕の立つ忍びではありません。相手の弱みを見抜き、逃げ場のない状況へ追い込む恐ろしさも持っています。
柘植清弘はなぜ海野六郎を殺した?
第2話で柘植は、真田の忍びをあぶり出すため、九度山の村人たちを集めました。
そして、隠れている忍びが姿を現さなければ、村人を一人ずつ殺すと脅迫します。
幸村たちは、ここで正体を明かせば徳川に反抗する意思を知られてしまうため、簡単には動けません。
しかし、罪のない村人が殺されそうになる姿を見て、幸村の息子・真田大助(城桧吏)が弓を構えました。
大助は海野六郎(袴田吉彦)から弓術を教わっていたものの、まだ修行の途中です。
その大助を守るため、海野六郎も柘植に向かって矢を放ちました。
すると柘植は、恐るべき速さで海野の目の前に現れます。
「みーつけた」
不気味な言葉を口にした柘植は、放たれた矢を海野に突き刺し、さらに刀で首を落としてしまいました。
海野六郎は、大助と村人を守ろうとしたことで命を落としたのです。
柘植は海野を倒した後、その懐にあった六文銭を見つけます。
六文銭は真田家を象徴する紋です。
柘植にとって、海野の持ち物は真田家と忍びのつながりを示す証拠になりました。
柘植清弘の強さは?驚異的な瞬発力と怪力
柘植の恐ろしさを最も強く印象づけたのは、海野六郎との戦闘場面です。
海野は真田十勇士の一人で、優れた弓術を持つ人物でした。
大助に弓を教える場面では、竹やぶの奥に置かれた的を狙い、竹を避けるように矢の軌道を変えて命中させる技も披露しています。
通常の弓術では考えられないほど高度な技を持つ海野ですが、柘植との戦いでは、その実力を十分に発揮することもできませんでした。
柘植は矢による攻撃をものともせず、一瞬で間合いを詰めています。
この場面から、柘植には少なくとも次のような能力があると考えられます。
- 相手が反応できないほどの瞬発力
- 飛んでくる矢に対応できる動体視力と反射能力
- 相手を圧倒する身体能力と戦闘技術
特に印象的なのは、柘植が海野を倒すまでの速さです。
真田十勇士ほどの実力者でも、正面から戦えば命を落としかねない相手であることが示されました。
柘植清弘はなぜそこまで残酷なのか?
柘植の行動で気になるのは、敵の忍びだけでなく、村人まで殺そうとしたことです。
真田の忍びを探すことが目的なら、幸村の屋敷を調べたり、周囲を監視したりする方法もあったはずです。
しかし柘植は、村人の命を盾にして、忍びが姿を現さざるを得ない状況を作りました。
これは、真田幸村やその家臣たちが、罪のない人々を見殺しにできないことを利用した方法です。
実際、大助と海野は村人を守ろうとして動き、柘植に居場所を知られてしまいました。
つまり柘植は、単に力任せに戦っているわけではありません。
相手の優しさや正義感さえ利用して、目的を達成しようとする忍びなのです。
その姿は、家臣や村人の暮らしを気にかける真田幸村とは対照的でした。
柘植清弘のモデルは実在した柘植清広?
ドラマに登場する柘植清弘には、モデルと思われる歴史上の人物がいます。
それが、伊賀の武士として知られる柘植清広(つげ・きよひろ)です。
柘植清広は、柘植三之丞の名でも伝えられる人物で、徳川家康との関わりが知られています。
特に注目したいのが、1582年の本能寺の変の後に起こった「神君伊賀越え」です。
柘植清広と徳川家康の伊賀越え
1582年、織田信長が本能寺の変で討たれたとき、徳川家康は堺に滞在していました。
信長の死によって情勢が急変したため、家康は急いで三河へ帰還する必要に迫られます。
その際に通ったとされるのが、伊賀を経由する険しい道でした。
この帰還は「神君伊賀越え」と呼ばれ、伊賀や甲賀の人々が家康を助けたという伝承が残っています。
柘植清広も、この伊賀越えで家康を助けた人物の一人として伝えられています。
その後、徳川家に仕えたとされることから、伊賀と徳川を結びつける人物として興味深い存在です。
名前がよく似ているのは偶然?
ドラマの「柘植清弘」と、歴史上の「柘植清広」は、名前の読み方が同じです。
違うのは最後の漢字で、ドラマでは「弘」、歴史上の人物は「広」と表記されています。
さらに、どちらも徳川家康に関係する人物という共通点があります。
これらを考えると、制作側が実在した柘植清広を参考にして、柘植清弘という人物を作り上げた可能性があります。
ただし、ドラマの柘植清弘が柘植清広を直接のモデルにしているという公式説明は確認できていません。
史実の柘植清広が、ドラマのような超人的な忍術を使ったり、海野六郎を殺したりしたという記録もありません。
人物の名前と徳川家との関係を取り入れながら、ドラマ独自の強敵として描かれていると考えられます。
柘植清弘と服部半蔵の関係は?
徳川方の忍びとして、柘植清弘とともに注目したいのが服部半蔵(中村獅童)です。
半蔵は第1話で佐助の師匠・戸沢白雲斎(唐沢寿明)を殺害しました。
そして第2話では、柘植が海野六郎を殺しています。
佐助にとって半蔵は師匠の仇であり、柘植も真田の仲間の命を奪った敵です。
二人はどちらも徳川家康に仕えていますが、戦い方には違いが見られます。
半蔵は手裏剣や剣術を駆使する忍びとして描かれ、柘植は圧倒的な身体能力を生かして敵を追い詰めています。
また、歴史上の服部家と柘植氏には、伊賀と徳川家という共通する背景があります。
ドラマでも二人に特別なつながりがあるのか、今後明かされる可能性があります。
現時点では、柘植が半蔵の弟子なのか、同格の忍びなのかといった詳しい関係は明らかになっていません。
柘植清弘とお国はつながっている?
第2話の終盤では、もう一つ気になる場面がありました。
真田幸村たちが九度山を脱出した後、お国(久間田琳加)が柘植に一行の行き先を伝えたのです。
お国は第1話で佐助と出会った女性で、佐助に好意を寄せているような様子も見せていました。
しかし、そのお国が徳川方の柘植に情報を伝えていたことから、彼女の正体にも疑問が生まれています。
お国は最初から徳川側に協力していたのでしょうか。
それとも、何らかの事情があって情報を渡さなければならないのでしょうか。
少なくとも第2話の段階で、お国が柘植に情報を伝えていたことは明らかになりました。
柘植が今後も真田一行を追跡するなら、お国の存在が重要な役割を果たす可能性があります。
佐助が彼女の行動を知ったとき、どのような反応を見せるのかも気になります。
柘植清弘は今後も真田十勇士の強敵になる?
第2話で柘植は、真田十勇士の一人である海野六郎を倒しました。
その強さを考えると、佐助や霧隠才蔵(中川大志)にとっても危険な相手です。
さらに、柘植は海野の持っていた六文銭から、真田家と忍びのつながりを示す証拠を手に入れています。
徳川家康は、真田に忍びの力が加わることを強く警戒しています。
九度山を脱出した幸村たちが大坂へ向かう以上、徳川側の追跡は今後さらに厳しくなるでしょう。
また、お国から一行の行き先を聞いた柘植が、どのような行動を取るのかも注目です。
佐助の驚異的な跳躍力や才蔵の忍術が、柘植の瞬発力にどこまで通用するのか。
海野六郎の死によって、柘植との再戦には仲間の仇討ちという意味も加わりました。
まとめ|柘植清弘は徳川最凶の刺客!実在の柘植清広との共通点も
『真田十勇士』の柘植清弘は、徳川家康に仕える強力な忍びです。
第2話では、村人の命を盾にして真田の忍びをあぶり出し、大助を守ろうとした海野六郎を殺害しました。
また、歴史上には柘植清広という伊賀の武士が存在し、徳川家康の伊賀越えを助けた人物として伝えられています。
名前の読み方や徳川家との関係が共通することから、ドラマの柘植清弘のモデルになった可能性があります。
第2話の終盤では、お国が柘植に真田一行の行き先を伝える場面も描かれました。
海野六郎を失った真田十勇士が、この恐ろしい刺客にどう立ち向かうのか。今後の対決が気になります。


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