【るろうに剣心】志々雄真実の実在モデルは誰?抜刀斎の後継者になったいきさつも解説

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【るろうに剣心】2012年8月にシリーズ1作目、その後も2014年に2作目『京都大火編』3作目『伝説の最期編』と続き2021年に『最終章The Final』『最終章The Beginning』が公開されました。今回は2作目と3作目で剣心の宿敵として登場した志々雄真実について解説していきたいと思います。

【るろうに剣心】志々雄真実とは?

長州藩・維新志士として桂小五郎のもとで剣の腕を見込まれ、影の暗殺を命じられます。頭の回転も良く、剣心と互角の実力をもつと言われていましたが、非常に強い野心と支配欲の持ち主で味方からも危険視されるほどでした。鳥羽・伏見の戦いにて勝利したことで油断したのでしょう。味方からの奇襲攻撃に合い、瀕死の状態で油をかけられ火を放たれ焼き殺されようとしていました。全身に大火傷を負いますが自分をこんな目に合わせた憎しみと己の野心のために驚異の生命力で一命を取りとめます。政府を倒し、日本征服を目論むことになりました。

基本情報・プロフィール

嘉永元年(1848年)8月 京都府で生まれました。生い立ちや長州藩士になった経緯などは描かれいないため不明ですが、側近の瀬田宗次郎に対して特に目をかけていたことから自分と似たような境遇だった宗次郎と自分を重ねていたのかもしれません。
大火傷を負っているので全身に包帯を巻いた姿で、汗をかくことの出来ない身体となっているため常に高熱状態。よって全力で動けるのは15分が限界とされています。

志々雄真実の信念

『所詮この世は弱肉強食、強ければ生き弱ければ死ぬ』の信念の持ち主。並外れた精神力で裏切られたことは「いい勉強になった」と言ってのけてしまいます。宗次郎を筆頭とする部下の【十本刀】の面々にも弱肉強食を元に支配していました。

刀について

志々雄真の刀は「無限刀(むげんじん)」。この刀は緋村剣心が流浪人となった際に渡された逆刃刀(さかばとう)の製作者、新井赤空でした。これも二人の間にある因縁を感じさせます。多数の人を斬ったその刀には人間の脂肪が染み付いており、大気と摩擦によって発火させるという術を編み出しています。

志々雄真実の実在モデルは誰?

志々雄真実にはモデルとなった実在する人物がいます。その人物について解説します。

モデルは新選組・芹沢鴨

芹沢鴨は水戸藩士で尊皇攘夷派の天狗党に所属していました。天狗党が解党された後、壬生浪士組で筆頭局長を務めます。芹沢鴨は酒癖が悪く、問題を起こすことも多々あったために当時、近藤勇を筆頭とする近藤派との派閥争いで暗殺されてしまいました。粗暴な人物と思われがちですが、面倒見がよく子どもたちと一緒に遊んだりして慕う者も多かったようです。

志々雄真実との共通点

自分の信念のままに行動する意志の強さ、仲間に裏切られて命を狙われてしまう、強いリーダーシップがあり、冷酷非道に思われていますが自分を慕う者に対しては人情をかける一面もあったなどが共通しています。

抜刀斎の後継者になったいきさつ

人斬り抜刀斎として暗殺稼業をしていた緋村剣心。長州藩のリーダー桂小五郎の命令で剣心は表で戦う遊撃剣士になり、影の人斬りを志々雄真実が引き継ぎました。この時点で桂小五郎は志々雄真のことを「かなりの危険人物だ」と認識していたので、利用した後は口封じのために殺すことを念頭に置いていたのではないでしょうか。

まとめ

剣心の最強の敵、志々雄真実について書いてみました。彼は自分を「極悪人」と称しており、自分の行いが「悪」であることを自覚しています。己が最強でありたい、日本を強い国にするために悪に徹するという彼なりの正義があったのでしょう。悪役としての潔さが人々の心を惹き付ける。そんな志々雄真実の熱い生き様を感じさせる作品だったと思います。
最後までお読みくださり、ありがとございました。

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