サマーウォーズの主人公である健二は物理部に所属している、数学が非常に優れている17歳の高校2年生。物語の冒頭では数学オリンピックの日本代表に選ばれずに落ち込んでいる姿が描かれていますが、数学オリンピックとはどのようなものなのでしょう?
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【サマーウォーズ】数学オリンピックとは?
健二が出場出来なかった数学オリンピックについて詳しく調べてみました。
数学オリンピックの歴史
数学オリンピックとは国際数学オリンピックのことを指しています。1959年ルーマニアにおいて東欧7か国52人で開催されたのが始まりです。その後、毎年開催されるようになりました。
数学オリンピックに参加するには
今では世界100以上の国と地域から、各国600名ほどの高校生以下の子どもたちが参加しています。この数学オリンピックに出ることができるのは、国内でたったの6名!健二はここで勝ち抜くことが出来ず、落ちこんでいました。
2020年の挑戦者は4767名。同時に開催される「日本ジュニア数学オリンピック」挑戦者2773名の上位5名と併せて日本代表候補を6名を選ぶため、確率にしたらわずか0.08%という狭き門なのです。
どんな人が参加出来るのか
2018年の数学オリンピックの出題問題を試しに理系高校から早稲田大学に進学した男性に出題したところ、「面白い!」「解けるかなー」と楽しそうに言っており、発想力と演習量がカギになるのではないかと思います。過去の参加者を見ると超難関校出身者がずらり!それほど高度な学力が必要なようです。
健二が数学オリンピックに出たかった理由は?
これは映画内ではなく『サマーウォーズクライシスオブオズ』という小説内で描かれていました。
OZ内での格闘ネットゲームで世界チャンピオンであるカズマと最後の方で会話するシーンがあります。そこで健二は「もう一歩頑張ってみようと思う、数学オリンピックに出て日本代表を目指す。カズマと肩を並べたいんだ。方向性は全然違うけどね」と数学オリンピックに出て世界チャンピオンであるカズマと肩を並べたいという気持ちを伝えます。
これが劇中の数学オリンピックへの思いに繋がります。これは映画の3か月前の話であり、劇中では運命のいたずらでこの2人は再会を果たすのです。
謎の暗号
ヒロインの夏希の実家で過ごしている健二にズラーっと数字が並んでいるメールが届きます。
これはRSA暗号であり、素因数分解で解けるそうですが、それを何かの問題だと思い必死で解いたとろ、OZの暗号システムの鍵でした。
2056桁の数字を2から順に割り切れる数字を見つけることによって解読できる暗号ですが、パソコンを使っても100穣年かかるそう…。健二はたったの数分で見るだけでも頭が痛くなるような数式を計算し、解を導くことに成功します。これによってOZはラブマシーンというAIに乗っ取られ、様々なシステム障害を起こし世界が混乱状態になってしまいます。
健二は天才的頭脳を持つ高校生だというのが分かりますね。こんな天才でも出られなかった数学オリンピック、凄すぎます。
まとめ
【サマーウォーズ】数学オリンピックと健二くんが数学オリンピックを目指した理由について書かせていただきました。この夏の経験で大きく成長した健二。翌年には数学オリンピックの日本代表になっているかもしれませんね。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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