ヴァイオレット・エヴァーガーデンのドールとは?良きドールの証のブローチについても

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ヴァイオレット・エヴァーガーデンは大陸戦争の最中に幼い少女でありながら驚異的な戦闘能力をもち、「武器」として戦場で戦うことしか知りませんでした。上官であるギルベルト少佐との出会いと別れを経て一人の女性として成長していく物語です。今回はヴァイオレット・エヴァーガーデンの職業である自動手記人形について解説していきたいと思います。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのドールとは?

ドールとは【自動手記人形】の形容詞で、文字を書くことや読むことの出来ない人や相手の心に響く手紙を送りたいために手紙を代筆する職業のことです。相手の心に響く文章を書くのは簡単なことではなく、依頼主の想いなども伝えることが重要なのですが感情が希薄なヴァイオレットの書く手紙は報告書のような内容。
言葉のうらはらを理解出来ずにストレートに文字にしてしまい依頼者を怒らせてしまうことが度々ありました。
良きドールになるために自動書記人形育成学校に行くことにしたヴァイオレットでした。

自動書記人形育成学校

ドールは女性の憧れの職業。育成学校の教官は厳しい指導で良きドールになるために必要なことを教えてくれます。
他の生徒とは異なり授業を受けるというよりも軍隊の訓練のように淡々とこなしていくヴァイオレット。タイピング技術や学科などは満点の成績ですが、やはり手紙を書くことは出来ません。ヴァイオレットの書くものは手紙ではなく報告書なのです。

ルクリアとの交流

学校でルクリアという少女と出会います。訓練中だからと食事を取らないヴァイオレットに対して自分のサンドイッチを勧めたり、ライデンの街の一番素敵な景色を案内したりと優しく接します。ルクリアの家族を想う気持ちがヴァイオレットに心の変化をもたらしてくれました。
初めて出来た同年代の友だちなのでしょう。ヴァイオレットの手紙を書く練習にも付き合ってくれるルクリアに少しづつ心を開いていくのでした。

良きドールの証のブローチ

教官が良きドールになれると確信した者にだけ与えられるブローチ。人の気持ちを手紙にすることの出来ないヴァイオレットはブローチを授与されませんでした。

手紙の本質が分からないヴァイオレットでしたが、戦争で両親を亡くしているルクリアと両親を守ることが出来なかったと自分を責めて苦しむルクリアの兄を見て、自分が武器として戦っていた戦争で多くの人が傷ついたことを知ります。
ルクリアの心をすくい上げて短い手紙を書き、兄に届けました。ヴァイオレットが代筆した手紙で本当の気持ちを伝えることが出来たルクリアは教官に手紙を見せました。その手紙はまさに教官の教えの良きドールとは言葉の中から伝えたい本当の心をすくい上げるものを見事に理解したもので、ヴァイオレットはブローチを付けてもらえたのでした。

ブローチのモチーフ

このブローチはスズランがモチーフとなっているようです。
スズランの花言葉は「幸せが再び訪れる」「幸せに約束」「幸運をもたらす」「希望」などで良きドールたちにぴったりな花だと思いました。

ローダンセ教官

ローダンセ教官はのちに戦争で大切な人を亡くしたオペラ歌手と脚本家の依頼で新作オペラの劇中で使う恋文を書くという依頼を「とても難しい依頼ですが、出来そうなドールが一人います」と言ってヴァイオレットの名前を出したのです。
ヴァイオレットを心から信頼していたのでしょうね。

まとめ

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの職業であるドールについて書かせていただきました。
人の心をすくい上げることは容易ではありません。たくさんの人たちの優しさ・温かさに触れてヴァイオレットが成長していく様が楽しみです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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