鬼滅の刃の妓夫太郎の過去がかわいそう!名前の意味についても

エンタメ

鬼滅の刃・遊郭編で上弦の陸である妓夫太郎と堕姫の兄妹ですが、妓夫太郎と堕姫の鬼になる前の過去があまりにも壮絶です。今回は妓夫太郎の可哀想過ぎる辛い過去と彼の名前の意味などについて解説していきたいと思います。

鬼滅の刃の妓夫太郎の過去がかわいそう過ぎる

妓夫太郎の生い立ちや過去はどのようなものだったのでしょうか?

妓夫太郎の過去

妓夫太郎は遊郭の最下層・羅生門河岸で生まれました。文献によると畳二枚ほどの広さしかない場所で遊女は寝起きし、客を迎えていたとのこと。貧しい遊女からすれば子どもなど邪魔な存在でしかありません。生まれてくる前も生まれてからも何度も殺されかけた妓夫太郎。食事もほとんど与えられることもなく、ネズミやヘビなどを捕まえて食べていたのです。
容姿の醜さや不潔さで周りの人たちからも罵倒され、ときには石を投げつけられることもありました。
ただ必死に生き延びようとしていただけの彼に救いの手が差し伸べられることもなく、じっと耐えるだけの毎日を送っていました。

妹の存在

たった一人で地獄のような生活を送っていた妓夫太郎に妹が生まれます。当然、妹も親から愛されることなどなく母親から疎まれていました。妹は『梅』と呼ばれ、生まれつきの髪や瞳の色を気味悪がられ母親に殺されそうになった際に妓夫太郎に助けられます。
小さくて弱い存在の妹。辛い暗闇の中にいた妓夫太郎にとって梅は一筋の光に見えたことでしょう。

妹の体内に潜んでいた

決して表に出ることなく、妹・堕姫の体内に潜んでいた妓夫太郎。今まで堕姫は7人の柱を討ち取ったと豪語していますが、これは堕姫の実力ではなく体内で堕姫を援護していたからです。
余程のことがない限り、影の存在として姿を表すことすらなかった妓夫太郎。
100年以上鬼として生きてきた期間で15人の柱を討ち取ったとのこと。堕姫だけでは手に負えない柱を本気で倒すときにだけ表に出たのでしょうね。
鬼になっても光の存在の妹の影になっていた妓夫太郎。彼の心情を思うと切なくなります。

鬼になっても過去の辛さを引きずっている

妓夫太郎の名前の意味

妓夫太郎という名前の意味について調べてみました。

妓夫太郎とは

『妓夫』とは遊郭において下働きをする者への呼称のことです。このことから彼は親から名前さえ与えられていなかったことが伺えます。鬼舞辻無惨の傘下である上弦の鬼になっても新たな名前を与えられることなく下働きの呼称のままだった妓夫太郎なのでした。

何も与えられなかった

鬼舞辻無惨も「人間の部分を多く残していた者から負けていく」と言っている通り、妓夫太郎は人間のときの感情を多く持ち合わせていました。それは悔しさや辛さだけでなく、妹に対する異常なまでの愛情と執着。妓夫太郎が堕姫を溺愛し、我儘を助長させた原因でもあります。
生まれてこの方、何一つ与えられたことのない妓夫太郎だからこそ、妹に対しての想いが強かったのかもしれません。

まとめ

あまりにも辛く悲しい過去をもった妓夫太郎。だからといって彼ら兄妹の残虐な行為が許されるわけではありませんが、妓夫太郎の境遇を知った今では感情移入せずにはいられないのです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

妓夫太郎についてはこんな記事も書いています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました