ハウルの動く城はスタジオジブリ制作、宮崎駿監督のアニメーション映画です。
魔法と科学が混在するとある国で呪いで老婆の姿に変えられてしまった少女ソフィーと魔法使いハウルの物語。今回は物語に登場する『ヒン』という奇妙な犬について解説したいと思います。
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ハウルの動く城のヒンの正体は?
ヒンはハウルの魔法学校時代の恩師である王室付きの魔法使いサリマン先生の使い犬として送り込まれたのですが、ただの犬ではありません。ハウルの動く城の原作となった『魔法使いハウルと火の悪魔』の中で明らかになっていました。
ヒンの正体は国王陛下の弟
ヒンの本当の姿は国王陛下の弟・ジャスティン殿下とのこと。妙に馴れ馴れしくソフィーに付いてくるのでハウルが変身した姿だと勘違いしてしまいます。
元が人間でしかも国王の弟殿下であれば堂々と城内を歩いていても不思議ではありませんね。
ヒンが重い理由
ヒンが階段を登れずにいるところをソフィーが運ぶシーンで『なんでアンタ、こんなに重いのよ!』というセリフがあります。中型犬の大きさのヒン、何故そんなに重いのでしょうか?
人間だったときの重さ
本来であれば元は人間でも犬の大きさに見合った重さになるはずなのに人間のときのままなのです。犬の姿になる前は成人男性だったヒンですから重いはずですね。
重いのは人の心があるから?
ヒンが見た目の姿よりも重いのは人だった頃の心が残っているからではないでしょうか?ハウルの動く城の世界では心ってとても重いものらしく、ハウルも心の入った体を石みたいだと表現しています。
ソフィーもまるで石を運ぶかのようにヒンを運んでいました。
サリマンが言った浮気者の意味
サリマン先生の失敗をあざ笑うヒンに対して『浮気者!』と罵るシーンがありました。
この理由について考えてみました。
元恋人説
ヒンはサリマンの忠臣のはず。そのヒンがソフィーを慕い、サリマンを裏切るような行動を取り始めるのですが、ただの使い犬であればヒンのした行為は浮気者ではなく裏切り者になるはずです。
ここで出てくるのがサリマンの恋人説です。恋人であれば『浮気者』という言葉になるのも納得ですね。
自分のそばで忠実に働くように心をもったまま犬の姿に変えられてしまったジャスティン殿下。ハウルも恐れていたほどのサリマン先生、実は怖い女性なのかもしれません。
まとめ
魔法で犬にされてしまったヒンですが、ソフィーと出会ってからは犬であることを楽しんでいるかのようにも見えます。果たしてヒンは人の姿に戻れる日が訪れるのでしょうか?それはサリマンの気持ち次第なのかもしれません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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