『君の名は。』2016年に公開され、国内興行収入が250億円を超えた新海誠監督のアニメーション作品です。主人公の男子高校生・立花 瀧と女子高校生の宮水 三葉の二人がお互いの身体が入れ替わるという不思議な経験をする物語。今回は物語の重要なキーワードであるティアマト彗星について詳しく調べてみました。
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君の名はのティアマト彗星は実在する?
ティアマト彗星とは実在するのでしょうか?もしくはモデルとなったものがあるのでしょうか?
ティアマト彗星とは
1200年周期で地球の近くを通過する長周期性の彗星です。ティアマト彗星はあくまでも物語上の架空のもの。実在する彗星とは軌道が異なると専門家などから指摘があり、訂正されたシーンもありました。
美しい彗星
ティアマト彗星はとても美しい光景をもたらしてくれたようです。
「あの日、星が降った日。それはまるで夢の景色のように、ただひたすらに美しい眺めだった」と映画の名台詞として語られていました。地球に接近する頃はマスコミにも取り上げられ、ティアマト彗星フィーバーに湧く人々も描かれています。
モデルはヘールボップ彗星?
公式には明言されていませんが、尾をのばした美しい姿を見せてくれたヘールボップ彗星がモデルではないかという説が見受けられました。
ティアマト彗星の名前の意味
ティアマト彗星の名前の意味について調べてみました。
女神の名前
ティアマトとはメソポタミア神話に登場する原初の海の女神のお名前です。
命の源となる海を司る女神が戦いに敗れて身体が引き裂かれ、天と地が創造されたという神話がありました。創造の女神が語源とは何とも壮大でロマンティック!
月と地球の間を通過する際に2つに割れてしまったティアマト彗星。女神ティアマトの神話に基づいた設定になっているのだと思いました。
本来は発見者の名前がつけられる
彗星の名前には主に発見者の名前がつけられることが一般的です。
有名なハレー彗星は、イギリスの天文学者エドモンド・ハレー氏の名前が元となっていました。
ティアマト彗星の隕石
映画では隕石については詳しく説明がありませんでしたが、小説の中で細かい描写がありました。
落下した隕石の大きさ
直径40mの大きさの隕石が秒速30km以上の破壊的速度で落下します。宮水神社付近の広範囲が一瞬で壊滅的な被害を受けました。5km離れた場所でもマグニチュード4.8の大きな揺れを観測し、15秒後に爆風が到達したとのこと。これほどまでに大きな被害があったのです。
ちなみに40mってどれくらい大きいのでしょう?
なんと!ウルトラマンの身長が40m、高層ビルの13階に相当する大きさでした。
糸守湖は隕石湖
1200年前にこの彗星から割れた隕石が糸守町に落下したことにより糸守湖が出来たとされています。実際に日本には隕石が落下して出来た湖はありません。
諏訪湖がモデル
諏訪湖は隕石の落下によって出来た湖ではありませんが、景色などが似ていることからモデルになったと話題となっています。
まとめ
君の名はのティアマト彗星について書かせていただきました。糸守湖をはじめとする美しい風景と星空がとても心に残った作品です。いつか私もモデルとされている諏訪湖に訪れたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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