紅の豚は1992年に公開されたスタジオ・ジブリ制作のアニメーション映画。
世界大恐慌時代のイタリア、アドリア海の美しい景色を舞台に、空と共に生きる中年の男性たちを中心にした物語です。今回は主人公・マルコ(ポルコ)とマドンナのジーナの関係やジーナの婚姻歴、気になるその後についても解説していきたいと思います。
Contents
紅の豚のジーナとマルコの関係は?
ジーナとマルコはどのような関係なのでしょうか?
二人は幼馴染
ジーナとマルコは幼馴染でした。若かりし頃から空に憧れて、同じ気持ちの仲間たちと空に対する夢や希望を語っていました。当時からマルコの良き理解者であったようです。
豚の姿になり、人間だった頃の名前で呼ぶ者がほとんど居なくなった今でも変わらずに『マルコ』と呼ぶジーナ。ジーナにとっては姿かたちなど関係なく、大切な人なのでしょうね。
ホテル・アドリアーノの名前の由来
ジーナの経営するホテル・アドリアーノ、アドリア海に浮かぶプライベートサロン的なホテルです。
このアドリアーノという名前、マルコとジーナが幼かった頃に一緒に飛行機に乗って空を飛ぶという回想シーンがありました。その飛行機の名前が『アドリアーノ』なんです。
アドリア海にある、ホテル・アドリアーノ。祖国イタリアに対しての誇りと飛行機に魅せられた人々に捧げるための場所なのかもしれません。
ジーナの過去
ジーナはただ飛行艇乗りを待っているだけの女性ではなさそうです。詳しい過去については一切語られていないのですが私室に本格的な無線機を備えています。軍の機密情報なども収集出来る情報網を持っているあたり、ただ者ではないようです。ジーナのコールサインは『ハートのG』とのこと!大人の女性のメージが強いジーナですが可愛らしい一面が垣間見えました。
あくまでも憶測ですが、影で飛行艇乗り支える存在なのかもしれません。
ジーナの結婚相手とは
ジーナは過去に3人の男性と結婚をしています。お相手はどんな人だったのでしょう?
結婚相手は飛行艇乗り
ジーナの結婚相手は3人ともマルコの友人だったことが明かされています。
一人目は戦争で亡くなったベルリーニ、ベルリーニとジーナの結婚式ではマルコが立会人となり二人の結婚を心から祝福しました。結婚式の2日後に出向し、ベルリーニはマルコの目の前で敵軍の追撃を受けてしまいます。のちのお相手の一人は大西洋、もう一人はアジアで亡くなったそうです。
『いいヤツはみんな死ぬ』
マルコが呟いたセリフにはジーナの幸せを守れなかったことに自責の念にかられている心の表れなのでしょう。
ジーナの賭けのその後
ジーナは自分自身と賭けをしていました。
私がこの庭にいるときに、その人が尋ねてきたら今度こそ愛そうと賭けをしているの、でもそのバカ、夜のお店にしか来ないわ、日差しの中へはちっとも出てこない
物語のラストにフィオが教えてくれました。
ジーナさんの賭けがどうなったかは私達だけの秘密 と。
この意味は一体どういうことなのでしょうか?
ジーナとマルコは結婚した?
ラストシーン、ピッコロ社の飛行機がホテルアドリアーノの上空を飛んでいました。
そしてジーナのプライベートスペースに赤い飛行艇が!以前は夜にしか訪れることのなかったマルコが日差しの中でジーナに会いに来ていることが伺えます。
結婚したかは不明ですが、幸せな時間を過ごしていることは間違いないと思います。
まとめ
大人の世界を感じられる「紅の豚」ですが、ジーナとマルコの関係をじれったくも思いつつも亡くなった戦友たちを忘れることの出来ない二人。時間が二人の絆を深いものにしてくれたように思いました。心に深い傷を追ったジーナとマルコ、亡くなった夫たちも二人の幸せを心から願っているのではないでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
コメント