マスカレード・ホテルの文鎮で新田が山岸を探し出せたのはなぜ?

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『マスカレード・ホテル』東野圭吾氏の長編ミステリー小説が映画化され、2019年1月に公開されました。木村拓哉さんが主役の新田刑事を好演して話題となりました。今回は映画の冒頭から意味ありげに登場する文鎮(ペーパーウェイト)と新田刑事が何故、山岸を探し出せたのか考察していきます。

マスカレードホテルの文鎮について

作中で度々映し出されるホテル・コルテシア東京の文鎮。
ホテルマンとして誇りを持っている山岸は、文鎮の乱れを真っ直ぐに直すシーンが多々あります。
文鎮だけではなく、バッチなどにも使用されているロゴは蝶々のようなマークが特徴的でホテル・コルテシア東京のHとCを重ねたデザインとなっています。

ホテル・コルテシアの文鎮と意味

コルテシアとはスペイン語で「親切、礼儀」の意味を表し、作中での山岸の行動はコルテシアの意味そのものと言えるでしょう。そしてその「文鎮」が山岸を救うヒントでした。

新田がなぜ山岸を探し出せたのはなぜ?

ホテル・コルテシア東京の一室で、かつて老婆の姿に返送してホテルに宿泊した長倉(松たか子)に拘束されてしまった山岸。長倉名義の部屋が5つも予約されている中、一つ一つ部屋を探していく新田。

長倉はカードキーは刺さず空室表記にし、部屋の電気を消し山岸とバスルームに隠れます。そのような状況の中、新田はどの様にして山岸を救い出させたのでしょう?

文鎮の向きに気づいた

「文鎮の向き」こそが、山岸の居場所を示していたのです。

山岸は部屋にある文鎮は必ず向きを正し真っすぐに揃えます。しかし一室だけ文鎮の向きが斜めになっている部屋がありました。

ホテル・コルテシア東京では常に真っすぐに整えられている文鎮が、斜めになっている異常さに新田は気が付きます。これは新田の洞察力の高さとホテルマンとして受けた山岸の教育の賜物でしょうか?

空室なのに文鎮が斜めになっているということは、誰かがいた証拠。

こうして、新田は浴室に隠れていた長倉に薬を打たれる直前の山岸を救い出せたという訳です!

まとめ

映画マスカレード・ホテルの大きな伏線だった文鎮について書かせていただきました。
木村拓哉さん演じる新田刑事の鋭い洞察力によって助けられた長澤まさみさん演じる山岸さん。ミステリー作品なのでドキドキして登場人物全員怪しく見えてしまいました。続編も楽しみです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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