鬼滅の刃・猗窩座(あかざ)の父親・母親は?生い立ちなど過去が泣ける

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鬼滅の刃に登場する鬼舞辻無惨の側近、十二鬼月で上弦の参の数字を与えられている猗窩座(あかざ)ですが、実は鬼となった経緯や過去はとてつもなく切ないものでした。本来は憎むべき悪役の鬼、猗窩座(あかざ)の生い立ちなどを詳しく解説していきたいと思います。

鬼滅の刃・猗窩座(あかざ)の父親・母親は?

猗窩座は江戸時代、『狛治(はくじ)』という人間でした。彼の両親はどのような人だったのでしょう。

父親想いの優しい少年

病に苦しむ父親と二人暮らしで、家はとても貧しく父親のために高価な薬を買うため盗みを繰り返していました。11歳の少年が真っ当に生きてお金を稼ぐことは難しかったことでしょう。父親の病を治したい、栄養のあるものを食べさせたいの一心で生きていました。父親のためなら耐えられると奉行所に連行されて大の大人でも失神してしまうほどの刑罰を与えられても盗みをやめることはありません。
強くならなければ盗んだ財布をもって逃げることが出来ない。強くならなければ返り討ちに遭っても勝てない。強くならなければ奉行所に捕まって刑罰を食らってしまう。必死で生きていました。

スリの常習犯

自分のことよりも父親を一番に思う心優しい少年です。奉行所で百叩きの刑を受けても父親のためにお金を稼ぐために盗みを止めるなど考えもしない。例え、二度と盗みが出来ないように腕を切り落とされても足を使って盗めばいいと悪態をつくほどの強い気持ちをもっていました。

狛治の父親

狛治の父親は重い病に臥せっていました。激しい咳や吐血が見られるので「労咳(ろうがい)」だったことが推測されます。「労咳(ろうがい)」とは現在でいう結核で、江戸時代では不治の病とされていました。自分のために盗みを繰り返す息子を不憫に思って『手間をかけて申し訳ない、咳の音が煩くて申し訳ない、働けなくて申し訳ない』いつも謝ってばかりです。
そんな病身の父親は狛治がスリで3回目の刑罰を受けたと聞き、『真っ当に生きろ、まだやり直せる。迷惑をかけて申し訳なかった』と遺書を残して命を絶ってしまいました。

母親について

狛治の母親は物語では一切語られていませんが、狛治は生まれたときから歯が生えてる「鬼子」と呼ばれる不吉で忌み嫌われる赤子として生まれてきました。
地方によっては「鬼子」は産んだ母親を死なせてしまうなどの言い伝えがあり、産後の肥立ちが悪く狛治を産んで間もなく亡くなってしまったのではないかと考えられます。そのこともあって唯一の肉親である父親を守りたいとの強い意志があったのではないでしょうか。

生い立ちなど過去が泣ける

猗窩座は鬼になってから100年以上を己の鍛錬と戦闘に費やしてきました。ここが他の鬼たちとの大きな違いなのですが、とても切ない思わず泣けてしまう過去をもっていることが関係しているようです。自分の命よりも大切に想っていた父親を守りきれずに死に追いやってしまった。天涯孤独になって自暴自棄になってしまうのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?考察も踏まえて猗窩座の過去について書かせていただきました。
貧しい生活の中で父親が唯一の守るべき存在だった狛治。結果として自分が父親を追い詰めて死に追いやってしまったことは、どれほど苦しく辛かったことでしょうか。彼のしたことが正しかったとは思いませんが父親を想う一途な気持ちを考えると切なくなってしまいます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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