【おおかみこどもの雨と雪】おみやげみっつたこみっつとは?意味と言葉の由来は?

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【おおかみこどもの雨と雪】2012年7月に公開された細田守監督が手掛けたアニメーション映画。ニホンオオカミの血を引く「おおかみおとこ」と両親を亡くして一人で生きてきた「花」の二人が出会って物語が始まります。今回は「おおかみこども」の雪に母親の花が教えたおまじないについて解説していきたいと思います。

【おおかみこどもの雨と雪】おみやげ3つタコ3つとは?

念願の小学校に入学することになった雪が「オオカミ」の姿にならないためのおまじないの言葉として母親の花から教えられた言葉です。学校に行きたい、友だちと遊んだり勉強をしたいと期待を膨らませる雪。幼い子どもですから、いつ何時にオオカミの姿になってしまうか分かりません。そんな母親の心配をよそに学校に行くことを心から楽しみにしている雪が何度もおまじないの言葉『おみやげ3つ、タコ3つ』を繰り返しているシーンには微笑ましさもあり、切なさも感じました。

おみやげ3つタコ3つの意味と由来

この言葉には何か意味があるのではないか、由来があるのではないかと思い調べてみました。

言葉の由来

細田監督曰く、『ゆびきりげんまん、うそついたら針せんぼん、のーます』のあとに続く言葉として『おみやげ三つタコ三つ』と歌う地域があるとのこと。そこからオオカミにならないおなじないの言葉として引用したそうです。

わらべ歌

北関東地方で『おみやげ三つで たこ三つ おとっちゃんと おかっちゃんに やっとくれ』という別れ際に歌うわらべ歌がありました。お土産を持って無事に家に帰れるようにという意味があるのでしょうね。

童謡

童謡 おみやげ三つ(平井英子)

童謡でもありました。「おみやげ三つにタコ三つ、おみやげ三つはだれにやろ、さよなら言う子にわけてやろ、背中をたたいてぽんぽんぽん」これも別れ際に歌う、わかれ歌のようですね。遠い昔に聞いたことがあるような・・・何だか懐かしい曲でした。

母の願い

この言葉には母親である花の願いがこもっているのだと思いました。好奇心旺盛で野性的な女の子の雪が人間として社会に出ることを望んでいる。おおかみこどもということがバレてしまったらどうなるのか?雪はまだ幼い子ども、ふと本能が勝ってしまったときにはオオカミの姿になってしまうかもしれない。とてつもない不安を抱えながらも雪のために社会に触れさせることを選んだ花の母親としての強さと深い愛情を感じます。この物語は母親の花と子どもたちの雪と雨の成長を描いているのだと思いました。

まとめ

おまじないの言葉『おみやげみっつ、タコみっつ』この不思議な言葉には何事もなくおみやげ(楽しかった思い)をもって帰ってこれるようにとの願いが込められたものでした。雪が元気な笑顔で「ただいまー!」と帰ってきて学校での出来事を話してくれる。そんな光景が目に浮かびます。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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