【ハウルの動く城】ソフィーが呪いはいつ解けた?老婆になった理由も解説

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【ハウルの動く城】2004年11月に公開されたジブリ映画で、亡き父の帽子店を守るソフィーとハンサムな魔法使いハウルの物語です。ストーリー中には数々の『呪い』があるのですが、今回はヒロインのソフィーにかけられた呪いについて調べてみました。

【ハウルの動く城】ソフィーにかけられた呪い

ソフィーは何故、呪いをかけられてしまったのでしょうか?
街で兵士に声をかけられ困っていたソフィーを助けたハウル。スマートな振る舞いと美しい容姿のハウルにソフィーは胸をときめかせました。その様子を見ていたのが荒地の魔女!荒地の魔女はハウルの居場所を探していました。荒地の魔女はハウルの居場所を探していました。ソフィーの帽子屋に訪ねてきて呪いで90歳の老婆の姿に変えてしまいました。ソフィーがハウルの元に行くであろうことを予知した荒地の魔女はポケットにハウル宛の手紙を忍ばせていました。

老婆になったソフィー

自分にかけられた呪いを解く糸口を見つけるため、ハウルを探して荒野を彷徨っているとカブ頭のカカシ「カブ」と出会います。カブの案内でハウルの城を見つけ、中に入るとそこにはカルシファーという火の悪魔がいました。『こんがらがった呪いだね』カルシファーの言葉に事情を話そうとしますが、呪いの効力で説明の言葉が出てきません。

ソフィーは長女という立場から亡き父が大切にしていた帽子屋という家業を守らなくてはいけないと思っています。美しく着飾り社交的な継母や妹を羨ましく思いながらも「どうせ自分は美しくない」と地味な色合いの服を着て、うつむき気味に生きていました。街で兵士に声をかけられるのですから決して美しくないはずもなく、自分に自信が持てずに行動も起こせません。
ソフィーの内面が90歳の老婆だったのではないでしょうか?

  • 90歳の老婆になってしまった
  • 本当の自分の姿を話せない

見た目だけではなく、体力も18歳のときとは比べ物にならないほど落ちたようですが、90歳のソフィーばあちゃんは驚くほど元気で自分の考えをきっぱりと言葉にして相手に伝え、アクティブに行動しています。これは家業の帽子屋を守るということからの開放と老婆の姿になったことにより外見を気にする必要がなくなったという心の変化がもたらした【こんがらがった呪い】の好転反応ではないでしょうか?

ソフィーにかけられた呪いの正体

荒地の魔女のかけた呪いは「自分の内面を映す」もの。ソフィーが眠っているとき、自分に自信を持って立ち向かうとき、一瞬だけ若返りますが我に返るとまた老婆の姿に戻ってしまう。
『こんがらがった呪い』なのは自分で自分を縛り付けているから。それに気が付かないうちは呪いは解けないのです。

ソフィーの呪いがいつ解けたのか?

呪いが完全に解けたのは命がけで自分を守ってくれたハウルの愛に気付き、自信が溢れ出てきたのでしょう。人は愛し愛されると自信がつきますから。ソフィーは自らの行動で幸せになりました。自分の呪いを解くことが出来るのは自分だったのです。

ハウルとカルシファーの呪い

そしてソフィーは自分の呪いだけでなく、ハウルとカルシファーの呪いも解いてしまいます。
「どうかカルシファーが1000年も生き、ハウルが心を取り戻しますように」
そう呟いてカルシファーをハウルの胸にそっと戻すと、ハウルは心を取り戻しました。

カルシファーも自由の身になりました。

映画のストーリーでは触れられていませんが、ソフィーは「ものに命を吹き込む』という魔力の持ち主であることが原作で明示されています。

ソフィーたちのその後

映画ではハウルと二人で仲睦まじく動く城のテラスで景色を眺めていました。
映画のストーリーでは描かれていませんが、原作ではハウルとソフィーは結婚して子どもも生まれています。ずっと一人ぼっちで孤独を感じていたソフィー、ハウル、荒地の魔女、カルシファー、マルクル。
みんなで家族として仲良く楽しく暮らしていることでしょう。

まとめ

いかがでしたか?ハウルの動く城ではキャラクターに対しての細かい描写がありません。これは宮崎監督の多くを語らなくても観る側に伝わるという思惑があるようです。様々な角度から楽しむと違った感想があるかもしれません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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