サマーウォーズの物語の中に世界中の人が集うインターネット上の仮想空間「OZ(オズ)」というものがあります。今回は「OZ(オズ)」について解説していきたいと思います。
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【サマーウォーズ】仮想空間OZ(オズ)とは?
「OZ」は世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界です。
インターネットに接続できれば、携帯電話(映画内ではガラケーが主流)はもちろん、パソコン、テレビやゲーム機など様々なデバイスから利用することが出来るシステムです。
OZで出来ること
利用者は「アバター」という自分の分身となるキャラクターを設定し、現実世界と同じような生活を送ることが可能です。ゲームやスポーツ及び、その観戦、日用品から高級ブランドまで様々な買い物、世界中のあらゆる企業が関わるビジネス、行政手続きなど日常生活に必要なことはすべてOZ内で完結できるサービスを提供しています。
生活のほぼすべてがOZで完結できるため、世界中で子どもからお年寄りまで、10億人以上の人がアカウントを保有している巨大ネットワークになりました。
OZ(オズ)は実現可能?
OZで提供されているサービスをピックアップし現代と比較していこうと思います。
アバター
実現度:◎
OZを利用するためにはアバターの設定が必要となっています。主人公の健二はヒト型ですが耳がついていたり、キングカズマのウサギ型、夏希は袴姿でリスの少女の姿だったりと多種多様でかなりアバターの設定は自由度が高いように思います。
現実にもアバターを設定できるインターネット上のサービスは数多く存在しており、これは既に実現されています。最近ではバーチャルYouTuberも数多く、その姿はOZのアバターと近いものがあるのではないでしょうか。
仮想空間でのスポーツの開催
実現度:◎
現代ではオンラインゲームが主流になりつつあるのではないのでしょうか。世界中の人との協力プレイや対戦も可能となっています。eSportsの大会も増え、それをネット中継しているサービスもあります。
ゲームだけでなくコロナの影響により無観客試合で行われていたサッカーや野球ではリモート応援システムなども導入され家に居ても応援できることが出来るようになりました。
自動翻訳機能での交流
実現度:〇
OZでは自動翻訳機能が備わっており、世界中のあらゆる言語が瞬時に翻訳されスムーズに会話ができるようになっています。現代でも自動翻訳機能はありますが、精度はイマイチと言わざるを得ないでしょう。ですが対面で自動翻訳をしてくれる機械やアプリなどもあり、少しずつ言葉の壁は薄くなりつつなっているとも思います。
OZの高度なセキュリティ
実現度:△
OZは高度なセキュリティで個人情報は保護されています。現実との仕事と紐づいていたり、買い物もできるためきっとカードなどの重要な個人情報も管理されていると考えられます。ただ、それを破ってしまった人物が居るのですが…(笑)現実世界では個人情報の漏洩のニュースが多々見られるかと思います。これはまだ個人情報の管理・保護に課題があると見受けられます。
行政について
実現度:△
コロナ禍により、確定申告や行政への申請などがインターネット上でできるようになりましたね。
OZとは少し話が変わりますが、住んでいる地域によってはマイナンバーカードがあれば住民票もわざわざ役所へ行くことなく、近所のコンビニで取得できるようになったりと少しずつ便利になってきたと思います。ただ、こちらも個人情報の管理・保護の観点からすべてネット上でできるようになるまでは時間がかかるかと思います。
OZの意味・由来
細田監督がインタビューで『東映動画の横にある大きなスーパーの名前が「LIVINオズ」でそこから取っているんです。何でもあった夢の世界が「オズ」なんです』と答えていました。
大泉にあるリヴィンオズが由来だったとは驚きです。
まとめ
ここまでOZの実現度を考察してみましたが、いかがでしたでしょうか?一部はすでに現実になっているものの、まだまだ技術的な課題などが多くありそうです。そう遠くない未来にOZのような仮想空間ができたら楽しく便利だろうなと思いますし、その時はぜひ利用したいですね!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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