作品のタイトルにもなっている主人公・ヴァイオレット・エヴァーガーデンですが、身寄りもなく名前も持たない孤児でした。今回の記事ではヴァイオレットがエヴァーガーデンという名前になった経緯とギルベルト少佐とエヴァーガーデン家との関わりを解説していきたいと思います。
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ヴァイオレット・エヴァーガーデンの後見人は誰?
親も知らず言葉も人としての感情も持たなかった少女はギルベルト少佐の元に『武器』として届けられました。ヴァイオレットの後見人については以下の通りです。
名付け親はギルベルト少佐
孤児だったヴァイオレット・エヴァーガーデンには名前がなく、ギルベルト少佐が『この名前にふさわしい人になるように』と願いを込めてヴァイオレットと名付けました。
名前も人としての感情もない少女にギルベルト少佐はヴァイオレットと名前を授け、そして戦争が終わった後の行く末を案じ、信頼のおける親戚・エヴァーガーデン家に託そうとしたのです。
なので戦場で「武器」として戦っていた頃の彼女には姓がありませんでした。
後見人エヴァーガーデン夫人とは
原作ではヴァイオレットはエヴァーガーデン家に住み、夫人と一緒に生活をしています。このときにエヴァーガーデン夫人から淑女としての礼儀作法や教育なども受けていました。
外伝版で良家の子女のみが通うことを許される寄宿学校に派遣された際、エレガントな立ち振舞いや食事のテーブルマナー、ダンスまで華麗にこなしていた姿がありました。もしかしたらアニメ版で描かれていないだけで実はエヴァーガーデン夫人から教授されていたのかもしれませんね。
なぜ後見人になった?
本来であれば未成年のヴァイオレットには親権者がいることが通常ですが、孤児のヴァイオレットには親と呼べる人がいません。名前もなかったほどなので戸籍もないものと思われます。ヴァイオレットの将来を案じたギルベルト少佐の計らいでヴァイオレットはエヴァーガーデン家の養女になる予定でした。
「本当の親だと思って何でも言ってちょうだい」と優しく微笑み声をかけるエヴァーガーデン夫人に対して「元々親はおりませんので代わりも不要です、私は亡くなった子どもの代わりにはなり得ません」ときっぱりと返答してしまいます。
ヴァイオレットの態度にショックを受けてしまったエヴァーガーデン夫人。それでもヴァイオレットの後見人になってくれた器の大きさは、さすがギルベルト少佐が信賴しただけのことはありますね。
エヴァーガーデン夫人とギルベルト少佐との関係は?
後見人となったエヴァーガーデン夫人とギルベルト少佐はどのような関係だったのでしょうか?
ヴァイオレットとエヴァーガーデン夫人の関係
ギルベルト少佐は由緒ある一族として名高いブーゲンビリア家の子息。ブーゲンビリア家は辺境伯(へんきょうはく)といって広大な領地を治める貴族です。その親戚とのことなのでヴァイオレット夫人も身のこなしや優雅な雰囲気から由緒ある貴族であると思われます。
貴族が後見人ということになれば、普通に考えればヴァイオレットも世間から貴族同様に扱われるのでしょう。彼女の場合はそういったことは全く興味がないのでしょうが・・・
まとめ
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの後見人であるギルベルト少佐の親戚、エヴァーガーデン家について考察も含めて書かせていただきました。ヴァイオレットがお茶を飲もうとする姿のぎこちなさを察したり、手袋を譲ってくれたりと優しい貴婦人です。一緒に暮らすことは叶いませんでしたが、ヴァイオレットのことを気にかけてくれる人がいるということはヴァイオレット自身にも届いているのではないでしょうか。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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