【映画ピーターラビット】ビアの実在モデルは誰?どんな女性か詳しく解説

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【ピーターラビット】2018年に実写化された映画。美しいイギリスの湖水地方を舞台に野生のウサギ、ピーターラビットと自然とウサギを愛する心優しい女性ビアを中心にした物語です。今回はピーターラビットが心から信頼しているビアについて解説したいと思います。

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【ピーターラビット】ビアはどんな女性?

ビアは湖水地方の自然を愛する画家です。自宅にあるアトリエで抽象画を描いていますが、画家としての評価は残念ながらありません。ビアの自宅の隣にある大木の根元に巣を作って住んでいるウサギたちピーターラビット一家を家族同様に可愛がっており、趣味で家族のウサギたちを描いた絵は温かみのある素晴らしい絵なのですが、本人はただの落書きだといってそのことに気付いていません。

ビアの実在するモデルは?

ビアのモデルはピーターラビットの原作者ビアトリアス・ポターです。ビクトリアス・ポターの生涯を解説していきます。

ビアトリクス・ポター

ビアトリクス・ポターは1866年7月28日にロンドンに生まれました。父親は紡績業で財をなし、裕福な家庭で育ちました。学校へは通わずに家庭教師から教育を受けたため遊び相手も少なかったようです。そんなポターの楽しみは絵を描くこと。動物の絵を描いては絵の動物に話しかけるという風変わりな少女でした。
ポターが描く洋服を着たウサギの物語はベストセラーとなり、当時は珍しかった職業婦人となり社会的名声を手に入れました。

ピーターラビット人形の特許を申請

今の時代では当たり前のことですが、当時は特許を取るなどということは一般的ではありませんでした。キャラクターで特許を取ったのは史上初のこと!ポターのこの行動により、ピーターラビットの世界観が守られたといっても過言ではありません。何と、ディズニーからのオファーも断ったそう。

自然を守る活動家

ピーターラビットの絵本の大ヒットで多額の印税を手に入れたポターですが、そのお金で湖水地方で農場を購入しました。近隣の農場が売りに出されると開発業者から守るために自らが購入。愛する湖水地方の美しい大自然を私財を投入して守り抜きます。1943年にポターが亡くなった後も彼女が保持していた15の農場と4000エーカー以上の広大な土地は自然保護団体ナチュラル・トラストに寄贈され今も当時のままの姿でポターが愛した美しい自然が保たれています。

ビアとポターの共通点

映画版のビアは過去や湖水地方に住むことになった経緯などの描写がないのですが、これは敢えて時代背景や過去のことなど触れずにピーターラビットのキャラクターたちの物語という意図があったのだと思われます。湖水地方の美しい自然に魅せられ、動物たちと共存して暮らす。素直で明るく笑顔の素敵な女性。ポターの人生は波乱に満ちたものでしたが、湖水地方の自然の中にいるときは心穏やかな幸せな時間を過ごしていたのではないでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?映画のヒロイン・ビアとピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターについて書かせていただきました。今よりもはるかに女性が社会に出ることが大変な時代に輝かしいまでの成功を収めたポター。その影には女性であるが故に苦労したこともたくさんあるでしょう。その苦労があるからこそ世界中で今なお愛されるピーターラビットが誕生したのだと思います。
ビアトリクス・ポターさん、心から尊敬します。ピーターラビットを生み出してくれてありがとうございました。

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