【風立ちぬ】カプローニは実在した?二郎の夢に出てくる意味も解説

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【風立ちぬ】2013年に公開された宮崎駿監督が原作・脚本も手掛けたスタジオ・ジブリ制作のアニメーション。飛行機設計技師・堀越二郎氏を主人公とした物語ですが、二郎の夢に出てくる人物カプローニって何者なのでしょうか?

【風立ちぬ】カプローニは実在した?

堀越二郎の夢で出会ったイタリアの飛行機設計師のカプローニ氏について解説したいと思います。

カプローニ伯爵は実在の人物

ジャンニ・カプローニはイタリアの飛行機設計技師で実在した人物です。
1886年に現在のイタリアに生まれ、後にイタリアの航空会社カプローニ社・創業者となりました。

カプローニ伯爵とジブリの関係

このカプローニ社は宮崎駿監督と深い縁がありました。

カプローニ氏をリスペクトして映画に登場させたようです。

二郎の夢に出てくる意味

二郎の夢

二郎は裕福な家庭に生まれ、何不自由のない生活をしていました。勉学に励み、武術も嗜み、いじめっ子から下級生を守る正義感にあふれる少年です。
飛行機に対する憧れが強くパイロットになることを夢見ていましたが、近視のためにパイロットになることは出来ません。

カプローニの夢

大戦中は軍事用飛行機が求められる中、たくさんの人を乗せる飛行機を作る夢がありました。でも、そんなことは許されるはずもなく・・・自分の夢の中で作った飛行機で家族や親戚など親しい人を乗せて空の旅を楽しんでいます。

二人の出会い

二郎の夢の中で出会ったように見えますが、実はカプローニ伯爵も自分の夢で二郎に会っているのです。二人の夢がシンクロしている不思議な出会い。二郎はカプローニ伯爵を自分の師のように慕い、カプローニ伯爵も二郎に色々な助言をしていきます。
カプローニ伯爵との出会いで二郎は飛行機設計技師の道へ進むことを決意しました。

二郎の作った飛行機

二郎はカプローニに『僕は美しい飛行機を作りたいと思っています』と思いを伝えるシーンがあります。純粋に洗礼された美しい飛行機を作りたいと思っていたのでしょうが、結果として戦争の道具として悲しい結果になってしまいました。
これは二郎の望んでいた未来ではなかったのではないでしょうか。
カプローニ伯爵も同じように軍用機を作ることに抵抗があったので、夢の中では大切な家族を乗せる旅客機を二郎に見せたのではないかと思います。

まとめ

カプローニ伯爵について書かせていただきました。カプローニ伯爵も二郎も空高く飛ぶ飛行機に夢を持ち、平和を願っていたことでしょう。悲しいことに時代がそれを許してくれなかった。
この映画のテーマである【生きねば】色々と考えさせられる作品だと思います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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