【猫の恩返し】ハルが猫化したのはなぜ?元の姿に戻れた理由も

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【猫の恩返し】2002年に公開されたスタジオ・ジブリ制作。女子高生のハルが車に轢かれそうになった猫を助けたことで思いも寄らない騒動に巻き込まれてしまう冒険ファンタジー作品です。
今回は主人公・ハルについて解説していきたいと思います。

【猫の恩返し】ハルが猫化したのはなぜ?

普通の女子高生のハルですが、物語の中で猫のような姿に変化してしまう場面があります。何故、猫化してしまうのかハルの人物像を踏まえて紐解いていきましょう。

ハルはどんな女の子なのか

朝が苦手

ハルは母親と二人で暮らしています。朝、起きることが苦手で寝坊して寝坊で学校を遅刻してしまうこともしばしば。母親が用意してくれた朝食を食べる時間もありません。
目玉焼きの乗ったトーストを美味しそうに食べる母に対して『人でなし!』と吐き捨てるシーン。
自分に甘い性格が垣間見れる場面でした。

心優しい性格

車に轢かれそうになった猫を機転を利かせて間一髪のところで助けることに成功しました。とっさに行動出来る勇気をもった女の子です。原作では小学生の時に傷付いたカラスを助けたこともあり、バロンの仲間・ガーゴイルのトトがハルの優しい行動を覚えていました。
猫を助けたことがきっかけで猫の国に連れて行かれそうになっているときには『猫なんて助けなければよかった』などと思ってしまいますが、本当は心優しい女の子です。

自分の時間を生きる

猫の国に連れて行かれそうになっているハルに対してバロンが『キミがどうすればしっかりと自分の時間を生きられるのか考えよう』とアドバイスをされました。ハルには何のことを言われているのかさっぱり理解出来ません。猫の国は『自分の時間を生きられないやつが行くところさ』とつぶやくムタさん。自分の時間とは何なのでしょう?

自分を見失うと猫化する

ハルは実生活で寝坊が原因で遅刻をしてクラスメイトに笑われたり、恋も上手くいかずに落ち込んだり、日々を悩みながら生きていました。ふと猫になってもいいかも?猫なら毎日が楽しそうなどと現実逃避してしまいます。バロンに『キミはキミの時間を生きるんだ』と諭されても自分の時間という意味が分かりません。

元の姿に戻れた理由

これまでのハルは何か嫌なことがあったり上手くいかないことがあると周りのせいにしている節がありました。寝坊するのも朝ご飯が食べられないのも自分ではなく母親のせい。恋が上手くいかないのも自分の存在に気がついてくれない相手のせい。
猫の国での色々な経験を経て、猫を助けたことも間違いじゃなかった!猫の国に連れてこられたのも悪いことばかりじゃなかった!自分が変われば自分の時間が変わるんだということに気がついたのです。
自分の時間を生きることが出来るハルは無事に元の姿に戻ることが出来ました。

まとめ

【猫の恩返し】この映画の最大のテーマである『自分の時間を生きる』ですが、バロンやトト、ムタさんも自分の境遇を楽しみ、自分の時間を大切にして生きています。そのことに気がついたハルは朝寝坊も克服して母親に朝食を作るという成長をみせました。猫化したハルちゃんも可愛かったですが、大事なことに気が付き大人っぽくなったハルちゃんもとても素敵です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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