『眠れる森の美女』マレフィセントの「呪い」とは?隠された真の動機についても

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ディズニーアニメーションの傑作『眠れる森の美女』の物語は、悪の妖精・マレフィセントがオーロラ姫にかけた恐ろしい呪いから始まります。

「16歳の誕生日に糸車の針で指を刺し、死ぬ」という呪いは、単なる「招待されなかったことへの腹いせ」として片付けられてしまいがちです。しかし、果たして本当にそうでしょうか?たった一度のパーティーに招待されなかっただけで、国全体を破滅させようとするほどの怒りは、あまりにも不自然です。

この記事では、マレフィセントの「呪い」に隠された彼女の真の動機と、その恐ろしい呪いが物語に与えた深い意味について考察します。


マレフィセントの「呪い」が持つ、2つの真の動機

マレフィセントの行動は、単なる逆恨みではありません。彼女の呪いには、彼女が持つ「運命」という概念と、彼女自身のプライドが深く関わっていました。

1. 運命の力を証明したいという強い欲求

マレフィセントは、物語の中で「運命の力」を操る存在として描かれています。彼女は、王や妖精たちがどれだけ努力しても、運命に抗うことはできないと信じていました。

彼女の呪いは、オーロラ姫の運命を決定づけることで、自分の力が絶対的であり、運命は誰にも変えられないということを証明しようとする試みだったのではないでしょうか。彼女にとって、呪いは単なる復讐ではなく、自らの存在意義をかけた、運命の法則を示すための儀式だったのです。

2. 善悪を超越した「孤高の存在」のプライド

マレフィセントは、自身を「悪の妖精」として恐れられながらも、それを誇りとして生きています。王国の宴に招待されなかったことは、彼女のプライドを著しく傷つけました。

しかし、その怒りは、「パーティに呼ばれなかった」という次元のものではありませんでした。彼女の怒りは、王や妖精たちが自分を「ただの悪」として、自らの領域から排除しようとしたことへの反発です。呪いをかけることで、彼女は「自分は善悪の枠に収まらない、超然とした存在である」ことを誇示しようとしたのです。


マレフィセントの呪いが物語に与えた深い意味

マレフィセントの呪いは、物語全体を動かす最大の原動力となりました。

  • 「運命」と「希望」の対立: マレフィセントの「運命は変えられない」という呪いに対し、3人の妖精たちは「死を眠りに変える」という希望の魔法で対抗します。この物語は、絶望的な運命と、それに抗おうとする希望の力の対立を鮮やかに描いています。
  • 「真実の愛」の力: オーロラ姫が眠りに落ちるという運命は変えられませんでした。しかし、フィリップ王子の「真実の愛のキス」によって、彼女は再び目覚めます。これは、運命に支配された物語を、最終的に「愛の力」が覆すことを示しています。マレフィセントが信じる「運命」は、最終的に「愛」という、彼女が理解できなかった力によって打ち破られたのです。

まとめ:マレフィセントは「運命の番人」だった

マレフィセントは、単なる悪役ではありませんでした。彼女は、運命という抗えない力を象徴する、「運命の番人」だったと言えるでしょう。

しかし、彼女の呪いは、運命を変える「愛」の力を引き出し、物語をより深く、感動的なものにしました。彼女は、自らのプライドと信念を貫いた結果、最終的に真実の愛の力に敗北した、悲劇的な存在だったのかもしれません。

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