ラプンツェル母親ゴーテルの過去がかわいそう?名前の意味と最後どうなった?

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塔の上のラプンツェルの主人公・ラプンツェルは18年間もの間、森の奥にひっそりとある高い塔の中で母と名乗るゴーテルと共に暮らしてきました。今回はラプンツェルの母ゴーテルについて解説していきたいと思います。

ラプンツェルの母ゴーテルの過去がかわいそう?

ラプンツェルの母であるゴーテルがかわいそうという声が多くありました。ゴーテルの過去についてはディズニー公式小説『みんなが知らない塔の上のラプンツェル』で明らかになっています。

ゴーデルの家族

ゴーテルは死者たちが眠る枯れ木が立ち並ぶ森で『死者の女王』と呼ばれているマネアという魔女を母に持つ三つ子姉妹の末っ子として暮らしていました。この森は魔法のバラの茂みに囲まれて生者は一歩も立ち入ることが出来ません。ゴーテルたちもこの森から出ることは許されませんでした。

三つ子と言っても三姉妹は全く似ておらず、魔女界ではそっくりの三つ子は神々に愛され魔力も数倍になると言われている中で母マネアからも『とんでもない出来損ないたち』と蔑まれていました。
長女・ヘーゼルは青い瞳と銀髪の内気で優しい娘。次女・プリムローズは緑色の瞳と赤毛の元気な娘。三女・ゴーテルは黒い瞳と母譲りの美しい黒髪を持った娘。
全く似ていなくてもゴーデルは姉たちが大好きで心から慕っていたのです。

母親に愛されなかった過去

死の女王マネアは普段は古びた石造りの館の地下室にこもり、魔術に没頭する毎日で三姉妹にはあまり興味がありません。魔女の娘でありながら魔法をみたこともなく、毎日森の中を散歩するだけの日々。ゴーテルは母の書斎から勝手に持ってきた魔術書を読みながら、いつか自分が母の跡を継ぎたいと思っていたのです。
そんなゴーテルに対しても母マネアは「腹黒い娘」といって冷たくあしらうのでした。

母親を殺してしまう

魔女としての力をどうしても身に着けたいゴーテルは姉たちの反対を押し切り、母マネアの血を分けてもらおうとします。ですが、魔女になりたくない姉たちは血を分ける儀式を必死で拒みました。
『この臆病者め!!』と怒りを爆発させた母マネアは姉たちを殺そうとします。
愛する姉たちを守るためにゴーテルは母の若さの源であるラプンツェルの花が咲いている温室にランプを投げつけ燃やしてしまいました。
死の女王マネアは美しかった顔もどんどん老いてゆき、身体が萎み、火の中へ消えていきました。
ゴーテルは母親を殺してしまった罪悪感と後悔から一生逃れらないことを悟ったのです。

母の予言

死者の女王マネアは死の直前に予言とも呪いとも言える言葉を残しています。
お前は一人で生き続けるのだ
母マネアの言葉通りに愛する姉たちも結局は亡くなってしまい、一人ぼっちになったゴーテルは失意の中で姉たちを生き返らせるためにラプンツェルの花を守ろうと決意しました。

ゴーテルの名前の意味

ゴーテルの名前の意味にはどんなものがあるのでしょうか。母マネアが意味深なことを言っていました。

特別な子

姉二人の名前は長女がヘーゼル、次女はプリムローズですがゴーテルだけ植物からとった名前ではありません。ゴーテルは自分の名前だけが異なることを気にかけていました。
母マネアは『ゴーテルとはどこにもない名前だ、特別な子にふさわしいから付けたのさ』とゴーテルが特別な存在であることを明かします。
ゴーテルの名前の意味は『唯一無二で特別な存在』でした。
「腹黒い娘」という言葉は死の女王マネアからすれば最高の賛辞の意味を持っていたのかもしれません。

ゴーテルは最後どうなったか

悲しい過去をもっていたゴーテルですが、だからといってラプンツェルにした仕打ちは許されるものではありません。ゴーテルの最後はどうなったのかを説明していきます。

ラプンツェルの魔法が消える

ラプンツェルの魔法が宿った髪の毛がユージーンによって切り落とされ、魔法の力がみるみるうちになくなっていきました。
かつてゴーテルの母である死の女王マネアのときと同じです。花の力によって保たれた若さと生命力は花の力が無くなると消滅してしまうのです。

塔から落ちたゴーテル

魔法がとけたことであっという間に老いていくゴーテルはラプンツェルの魔法の無くなった髪の毛に足をとられて窓から落下してしまいます。
実年齢は400歳だったゴーテルは亡骸も残らずに塵となり消えてしまいました。

魔女になれなかったゴーテル

ゴーテルは魔女として登場しますが、作中で特に魔術を使うことはありませんでした。これはゴーテルがまだ完全な魔女になれなかったからなのです。

魔女になるには死の女王マネアの血を飲んでから約500年ほどかかるそうなのです。本当の魔女になってラプンツェルの花の力を借りて死んだ姉たちを生き返らせることを目的にしていたゴーテル。
ただ若さを保って生き続けることだけが目的ではなかったのです。

まとめ

ゴーテルがかわいそうと言われる理由について書かせていただきました。毒親などと表現されることも多いゴーテルですが、かつての自分とラプンツェルを重ねている部分が多数見受けられます。
自由を求めて不幸になってしまったゴーテルと自由を求めて幸せを掴んだラプンツェル。
ゴーテルの過去などもいつか映像化されるかもしれませんね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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