『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』で、ショーンとともに物語の中心となるのが、カラフルでかわいい宇宙人の女の子「ルーラ」です。
突然モッシーボトム・ファームに現れ、不思議な力を使ってショーンたちを驚かせますが、
「ルーラの正体は?」
「どんな能力を持っている?」
「家族はどこにいるの?」
「ルーラという名前には意味がある?」
と気になった人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ルーラは宇宙から地球へやってきた、まだ子供の宇宙人です。
物を触らずに動かす力や高速移動などの能力を持っていますが、性格は地球の子供とほとんど変わりません。
いたずらと食べることが大好きで、家族と離れれば寂しくなる普通の女の子です。
この記事では、ルーラの正体や能力、家族との関係、名前の由来まで詳しく解説します。
※ここから『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』のネタバレを含みます。
ルーラの正体は宇宙から来た女の子
ルーラの正体は、宇宙からやってきた子供の宇宙人です。
青や紫を基調としたカラフルな身体に大きな目、長く伸びる耳のような部分を持っています。
見た目だけなら謎の生物ですが、決して地球を侵略するためにやってきた危険な宇宙人ではありません。
むしろ、かなりのいたずら好き。
好奇心旺盛で地球にあるものに興味津々です。
特に食べ物が大好きで、フライドポテトやピザ、スイーツなど地球の食べ物にも夢中になります。
そんなルーラと出会うのが、同じくいたずら好きのショーンです。
言葉を使った会話がほとんどない作品ですが、2人はすぐに意気投合。
ショーンは地球で迷子になったルーラを家族のもとへ帰すために行動することになります。
ルーラはなぜ地球に来たの?
ルーラは最初から地球を目指して宇宙船に乗ってきたわけではありません。
実は、家族の宇宙船で遊んでいるうちに誤って発進させてしまったことが地球へ来たきっかけです。
まだ子供のルーラらしい失敗ですね。
宇宙船は地球へやってきて、モッシンガム近くに不時着。
ルーラは宇宙船から離れ、ショーンたちが暮らしているモッシーボトム・ファームへ迷い込みます。
つまりルーラは地球への訪問者というより、宇宙で迷子になってしまった子供なのです。
このことを知ったショーンは、ルーラを家族のもとへ帰そうとします。
ここから物語は、宇宙人をめぐる騒動から「迷子の子供を家族のもとへ帰す」という物語へと変化していきます。
ルーラにはどんな能力がある?
ルーラは地球の生き物にはない、さまざまな能力を持っています。
特に印象的なのが、物に触れずに動かす能力です。
いわゆる念力やテレキネシスのような力で、物体を宙に浮かせたり自由に動かしたりできます。
さらにルーラの身体は柔軟で、自由に伸び縮みすることができます。
見た目から想像できないほどの高速移動も可能です。
ショーンたちからすれば、ルーラの能力はまさに超能力。
しかしルーラ本人は特別なことをしている意識があまりなく、遊びの中でも能力を使います。
その結果、牧場では次々と騒動が発生。
ルーラの子供らしい無邪気さと強力な能力の組み合わせが、本作の笑いにつながっています。
ルーラは音や声をまねすることもできる
ルーラにはもう一つ面白い能力があります。
それが、聞いた音をまねする能力です。
『ひつじのショーン』は基本的にセリフを使わず、キャラクターの表情や動き、鳴き声などで物語を伝える作品です。
ルーラも普通の言葉を話してショーンと会話するわけではありません。
その代わり、音をまねたり身振り手振りを使ったりしてコミュニケーションを取ります。
そのため地球の言葉を話せない宇宙人が登場しても、『ひつじのショーン』の世界観から浮いてしまうことがありません。
むしろ「言葉がなくても友達になれる」という、ショーンとルーラの関係を象徴する能力にもなっています。
ルーラの家族は誰?
ルーラには父親と母親がいます。
父親はウブド(Ub-Do)、母親はミーマ(Me-Ma)です。
ルーラが地球に取り残されてしまったため、家族は遠く離れた宇宙にいます。
最初のルーラは地球での出来事を楽しんでいますが、やがて家族が恋しくなります。
いくら不思議な能力を持つ宇宙人でも、中身はまだ子供です。
この「家に帰りたい」というルーラの気持ちが、物語後半の大きな目的になります。
ショーンたちはルーラの家族へ連絡するために協力し、宇宙探知省のエージェント・レッドたちに追われながらも奮闘します。
そして最終的にはルーラからの信号が家族へ届き、両親が地球まで迎えに来てくれます。
ルーラは最後どうなる?
ショーンたちはルーラを宇宙へ帰そうとしますが、簡単にはいきません。
宇宙船をめぐってエージェント・レッドたちに追われ、さらにショーンの行動が原因で宇宙船が壊れてしまうハプニングも発生します。
家に帰れなくなったルーラは落ち込んでしまいます。
責任を感じたショーンは、家族へ救難信号を送るためにルーラと協力します。
最終的に信号は宇宙にいる両親へ届き、ルーラの父親ウブドと母親ミーマが地球へやってきます。
こうしてルーラは家族と再会することができました。
そしてショーンたちに別れを告げ、家族とともに故郷へ帰っていきます。
ショーンにとってルーラは、騒動を巻き起こす宇宙人から、大切な友達へと変わっていたのです。
ルーラの名前の由来は「月」
ルーラ(Lu-La)という名前にも、宇宙をテーマにした意味が込められています。
日本の『ひつじのショーン』公式サイトでは、名前の由来について**「LUNA=月」**と紹介されています。
さらに、本作がイギリスで公開された2019年は、1969年のアポロ11号月面着陸からちょうど50周年にあたります。
そのため宇宙をテーマにした本作にぴったりの名前になっています。
また、ウィル・ベチャー監督は海外インタビューで、Lu-Laという名前について「Lunar Lander(月着陸船)」の最初の2文字ずつから作ったと説明しています。
LU-nar LA-nder → LU-LA
と考えると分かりやすいでしょう。
「月」をイメージするLUNAと「Lunar Lander」。
どちらも宇宙から来たルーラらしい名前になっています。
ルーラの見た目にもUFOが隠されている?
ルーラのキャラクターデザインにも、宇宙をテーマにした面白い秘密があります。
ルーラの頭は横に広がった独特な形をしています。
実はこの形には、昔ながらの円盤型UFOのシルエットが取り入れられています。
制作段階ではさまざまな宇宙人のデザインが検討されました。
その中でストーリーチームのアーティストが描いたUFOの形から、ルーラの頭部を作るアイデアが生まれたと監督が語っています。
さらに三角形に近い身体は、ロケットの噴射をイメージしたもの。
耳にはキラキラした表現を取り入れるなど、ショーンたちとは明らかに違う世界から来たことが一目で分かるデザインになっています。
それでも大きな目や口などには、アードマン作品らしい親しみやすさが残されています。
ルーラは犬やウサギがモデル?
ルーラを見て、
「犬みたい」
「ウサギっぽい」
と感じる人もいるかもしれません。
実際、ルーラは犬のような雰囲気を持つ宇宙人として紹介されることがあります。
一方、日本での紹介ではウサギをモチーフにしたデザインと説明される例もあります。
ただし制作側の説明を見ると、特定の動物一種類をそのまま宇宙人にしたわけではありません。
UFOの形を取り入れた頭部やロケットをイメージした身体など、宇宙を連想させるさまざまな要素を組み合わせてデザインされています。
そのため「ルーラ=犬」「ルーラ=ウサギ」と一つに決めるより、動物のような親しみやすさと宇宙船のイメージを組み合わせたキャラクターと考えると分かりやすいでしょう。
ルーラとショーンがすぐ仲良くなった理由
ルーラとショーンは地球人と宇宙人ならぬ、「ひつじと宇宙人」です。
それでも2人はすぐに仲良くなります。
最大の理由は、性格がよく似ているからでしょう。
ショーンは好奇心旺盛で、新しいものが大好き。
いたずらを思いついてはビッツァーを困らせています。
ルーラも好奇心旺盛でいたずら好き。
さらに地球の食べ物にも興味津々です。
そんな2人が出会えば、意気投合するのも自然です。
しかし物語が進むにつれ、ショーンは単なる遊び相手ではなく、ルーラを守る「お兄ちゃん」のような存在になっていきます。
家族と離れて寂しがるルーラのために、危険を冒して故郷へ帰そうとするショーン。
本作の中心にあるのは、UFOや超能力だけではなく、言葉も種族も違う2人の友情なのです。
『UFOフィーバー!』ルーラの正体・能力・家族まとめ
『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』に登場するルーラの正体は、宇宙から地球へ迷い込んだ子供の宇宙人です。
家族の宇宙船で遊んでいたところ誤って発進させてしまい、地球へ不時着。
そこでショーンと出会います。
ルーラは物を触らずに動かしたり、身体を伸び縮みさせたり、高速で移動したりと、さまざまな能力を持っています。
しかし中身はいたずらと食べることが大好きな普通の子供。
家族と離れれば寂しくなり、家に帰りたいと願います。
父親ウブドと母親ミーマへルーラを帰すために奮闘するショーンとの間には、やがて強い友情が生まれていきます。
そして「ルーラ」という名前にも、月や宇宙を連想させる意味が込められています。
UFOをイメージした頭、ロケットを思わせる身体、宇宙人らしい超能力。
それでいて子供らしく愛らしい性格。
ルーラは『UFOフィーバー!』のSF要素を象徴する存在であると同時に、ショーンの優しさや成長を引き出す大切な友達なのです。


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