【そして、バトンは渡された】2019年に本屋大賞を受賞し、2021年10月に映画化された血の繋がらない親子たちが繰り広げる物語。今回は作中に登場する『みぃたん』と呼ばれている女の子について詳しく解説していきたいと思います。
Contents
そして、バトンは渡されたのみいたんとは誰?
物語の冒頭で登場するみぃたん。みぃたんが誰なのかという紹介なども特になく物語は進んでいきます。みぃたんと呼ばれている女の子は一体誰なのでしょうか?
小学生の女の子みぃたん
みぃたんはツインテールが似合う友だち想いの優しい女の子。公園で友だちとチョコレートを分けて食べようとしたときに友だちのチョコレートがカラスに奪われてしまいます。勇敢にもカラスに石を投げつけて追い払おうとしますが、頭の良いカラスが小さな女の子に負けるはずがありません。カラスの反撃を受けてしまいます!びっくりして泣き出してしまうみいたんでした。
父子家庭
みぃたんは食品工場に勤める父親の水戸秀平と二人で暮らしていました。みぃたんの生みの母親は、みぃたんが物心つく前に病死しています。なので母親の記憶というものも全く残っていません。赤ちゃんだった頃の自分を抱っこする写真を見ても優しかった母親を覚えておらず寂しさが募るばかり。ある日、華やかな女性がみぃたんの前に現れます。それが母となる梨花でした。
みぃたんの名前の意味と由来
みぃたんの名前と由来はどのようなものなのでしょうか?
みぃみぃ泣くからみぃたん
普段から泣き虫でみぃみぃ泣くことから愛称としてみぃたんと呼ばれていたのです。
実の母親が恋しくて泣くみぃたん、父親の水戸秀平が自分の夢の為にブラジルへ渡ると言い出したときに日本を離れて知らない国で暮らす不安と友だちと別れることの寂しさから涙をぽろぽろ流して泣くみぃたん。みぃたんは自分のワガママで泣くことはなく、寂しさで泣くことばかりです。
水戸と離婚して梨花と暮らすみぃたん。生活は苦しかったようですが無料で手に入れたパンの耳で作ったフレンチトーストを目を輝かせて頬張る姿に涙腺が緩んでしまった私です。
みぃたんは優子の幼少期
小学4年生になったときに継母の梨花は森宮さんと再婚しました。このときに『もう4年生になんだし、みぃたん卒業しよっか?今日からは森宮優子になるんだからさ』とみぃたんが主人公の優子であることが明かされます。
2つの物語が同時進行されていた
この作品は優子の複雑な幼少期の「みぃたん」と3番目の父親と暮らす「優子」の物語が同時進行していきます。子どもの頃のさまざまな出来事と今の優子の友だちとも馴染めない性格が納得させられてしまい、優子の気持ちが痛いほど伝わってくるのです。
まとめ
みぃたんについて書かせていただきました。みぃたん、とっても可愛くて健気で・・・もっと子どもらしく大声でわーわー泣いても良いのにみぃみぃ(シクシク?)泣く姿に優子には心から幸せになって欲しいと願ってしまいました。
最後までお読みくださり。ありがとうございました。
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