【猫の恩返し】バロンの正体は?人形の目の宝石の種類についても

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【猫の恩返し】2002年公開のスタジオ・ジブリ制作、森田宏幸監督のアニメーション映画です。今回はイケメンで紳士的なバロンについて詳しく解説していきたいと思います。

【猫の恩返し】バロンの正体は?

名前は『フンベルト・フォン・ジッキンゲン』といい、男爵の称号をもっています。
『バロン』を和訳すると男爵。『バロン』は名前ではなく称号なのです。
フンベルトはドイツ語で戦士を意味する「hun」と明るいを意味する「beraht」に由来した名前。
この名前のモデルは『フランツ・フォン・ジッキンゲン』というドイツに実在した騎士ではないかと言われています。バロンは紳士ですがハルのナイト(騎士)のような存在なのでピッタリですね。

バロンは【耳をすませば】に登場する天沢聖司(あまさわせいじ)の祖父である西司朗(にししろう)がドイツに留学中に出会いました。人形作家がペアで猫の人形を作ったのですが、その一方がバロンです。

おせっかいやきの猫人形

【猫の恩返し】で助けを求めて猫の事務所を訪れたハル。バロンは月の光を浴びて動きだしました。
猫王が『ずっと立っているだけの生活も大変だろう』と言う場面がありました。バロンは自分の助けを必要としている者が猫の事務所を訪れたときにだけ動き出すようです。猫王の問に対して『あいにく不自由も気に入っていましてね』とさらっと返答するバロン。やっぱり素敵な紳士です。

モデルはアビシニアン

バロンのモデルとなった猫はアビシニアンのようです。アビシニアンは神秘的な瞳の美しい猫で古代エジプトの壁画や出土品にも描かれています。

人形の目の宝石の種類

バロンの目はとても澄んでいて美しい輝きがあります。バロンは心をもった人形なのですが、あの目にはどのような秘密があるのでしょう。

エメラルドの原石

バロンの目はエメラルドの原石を使用していて、太陽の光が当たると眩い光を放ちます。これはバロンを作った職人が布張りをした際に偶然に出来た細かい傷が原因でした。これは『エンゲルス・ツィマー』と呼ばれる現象でドイツ語で『天使の部屋』という意味があります。

バロンの作者

バロン自身を作ったのはドイツの人形作家ですが、バロンに命を吹き込んだのは【耳をすませば】の主人公・月島雫です。月島雫がバロンの人形にインスピレーションを受けて創作した物語。
バロンの活躍が描かれており、愛情をもって作られたバロンに心が宿るという設定になっていました。
【猫の恩返し】でもバロンが『人が持つ想いや願い、そういうものが込められ創られたものにはいつしか心が宿る』と語っていました。

まとめ

フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵、通称バロンについて解説いたしました。紳士的で優しい魅力あふれるバロン。私にも本当に必要なときには猫の事務所への扉が開くことを祈りたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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