鬼滅の刃の善逸の夢の中の意味は?禰豆子にあげた桃とシロツメクサについても解説

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鬼滅の刃・無限列車編は、蝶屋敷での治療と修行を終えた炭治郎たちに下った任務地・無限列車を舞台にした劇場版作品です。今回は魘夢の血鬼術にかかっていた善逸の夢の内容について解説していきたいと思います。

鬼滅の刃の善逸の夢の中の意味

魘夢の血鬼術は『幸せな夢』を見させている間に『精神の核』を破壊して廃人にしてしまうというものです。自分が一番幸せだと思う状態を作り出し、夢から覚めたくないと思わせてしまう。辛い想いをたくさんしてきた者にとってはとても残酷なことに思えます。

善逸の見た夢

善逸は炭治郎の妹・禰豆子と二人で晴れた野原を手をつないでデートを楽しむという何とも微笑ましい夢を見ていました。夢の中での禰豆子は幸せそうに微笑んでいます。

精神の核

精神の核は夢の世界の外側にあります。そこは無意識の領域で本来は自我では把握できない場所なのですが、大きなハサミをもった善逸の意識が禰豆子との幸せな夢を守ろうとしていました。大した精神力の持ち主ですね。

禰豆子にあげた桃とシロツメクサ

『幸せな夢』の中で善逸は禰豆子に二つの贈り物をしました。甘い桃の実と善逸が作ったシロツメクサの花の輪っか(花冠)なのですが、その贈り物には深い意味があるようなのです。考察を兼ねて解説していきますね。

禰豆子に食べさせたかった桃の実。桃には古くから魔除け・鬼避けの力があり、病魔や厄災などから守ってくれる縁起の良いものと言われています。古事記でイザナギが黄泉の国からの追手の餓鬼を追い払うために投げつけたのが桃の実でした。
女の子の成長を願う桃の節句にも桃の花が欠かせません。本来であれば鬼の禰豆子には似つかわしくない桃なのですが、善逸にとっては禰豆子は鬼ではないのでしょう。

シロツメクサ

シロツメクサの花言葉は『約束』や『幸福』です。川を渡るときに濡れないようにおんぶをしたり、優しく手を引いたりと夢の中とはいえ優しくて紳士的な善逸に心ときめいた女性は多いのではないでしょうか?劇中のセリフでも「禰豆子ちゃんは俺が守る」と断言しているようにシロツメクサは善逸の禰豆子への想いを表しているように思います。

シロツメクサの花冠

冠は装飾品でもありますが、地位を示すものでもあります。善逸は禰豆子をお姫様のように扱っていました。まさに禰豆子は善逸にとってお姫様!禰豆子に対して幸せにするという約束の意味が込められているのではないかと思われます。

夢の意味

善逸にとって禰豆子は鬼ではなく、可愛い人間の女の子。現実の世界の禰豆子は陽の光が降り注ぐ場所で過ごすことは出来ません。そんな禰豆子を思い、温かな日差しの中で禰豆子の幸せを心から願って桃とシロツメクサの花冠を贈ったのでしょう。
善逸は決して自我が強いのではなく、禰豆子のことを本気で思いやる事の出来る素晴らしい男性なのだと感じました。
この夢の意味は『鬼である禰豆子を一人の女性として大切にしていること、禰豆子が人間に戻り女性として幸せになってほしい』と善逸の禰豆子への想いが表れているのだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?善逸が見た夢をもとに解説してみました。善逸にとっての幸せな夢は魘夢の血鬼術によって見せられたものでしたが、いつの日かこの夢が現実になることを心から願います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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