もののけ姫のジコ坊の正体と目的は?どんな人物で強いのかも検証

ジブリ

もののけ姫にはさまざまなキャラクターがいますが、特に異色な存在の「ジコ坊」ですが、敵なのか味方なのかも良く分からないジコ坊。今回の記事ではジコ坊の正体や彼が何の目的で動いているのか、そして強さなど、気になるあれこれを調べてみました。

もののけ姫のジコ坊の正体

ジコ坊、冒頭に出てきたときから何だかただ者でない、異様な雰囲気を醸し出していました。
彼の正体について掘り下げていきます。

唐傘連(からかされん)

唐傘連(からかされん)とはジコ坊がリーダー格となっている武装集団で、白い作務衣に朱色の羽織に頭巾、朱色の傘という服装をしています。もののけ姫の舞台はおおよそ室町時代と言われていますが、朱色は仏教などでも用いられる特別な色。貴人も身に着けたと記載がありました。
朱色を身につける唐傘連の者たちは特別な存在だったことが推測されます。

師匠連(ししょうれん)

ジコ坊は天朝さま、すなわち「帝」の直属の組織である師匠連の一員だったのです。帝からの命令で動く、超エリート人物!どうりで当時の超高級品である味噌を持っていたのも納得出来ます。

ジコ坊の目的とは

ジコ坊は帝の命令によって行動します。ジコ坊の目的は帝の命令に従うことなのです。

シシ神退治

ジコ坊は帝よりシシ神の森を焼き払い、シシ神の首を狩るという命を受けています。
普通の人は神殺しと聞くと逃げ腰になりますが、帝の御威光で人を集め、シシ神の森へ向かいました。

エボシを利用する

エボシはタタラ場を作る際に師匠連の兵である石火矢衆40名を配置してもらいました。
更にタタラ場を大きく発展させるためにも森を守る神々の存在が邪魔なのです。
ずる賢いジコ坊は自分の手でシシ神を殺すのではなく、エボシにシシ神を殺させようと考えています。シシ神の首が欲しいジコ坊、シシ神が邪魔なエボシ。お互いの利害関係が一致しているので、ジコ坊に利用されていると分かっていてもエボシはシシ神退治に乗り気なのです。

ジコ坊はどんな人物?

ジコ坊の人物像を紐解いていきましょう。

博学で知識が豊富

帝直属の部下ということもあり、書物や文献などにも目を通しているのでしょう。
砂金の価値やアシタカの出身地のことなども知っており、ただのオジサンじゃない感が漂っています。

日本人そのもの

宮崎駿監督がインタビューで「ジコ坊は日本人そのものだ」という発言をしています。
えー!嫌だなと思いましたが、よくよく彼を分析してみると
・上司(帝)の命令には逆らえない
・面倒見が良い
・コミュニケーションスキルが高い
などが垣間見られます。宮崎駿監督もジコ坊についての発言が多いので、お気に入りのキャラクターなのだと感じました。陽気で悪人ではないとも話していました。

ジコ坊は強い?

ジコ坊はどれくらい強いのでしょうか?

一本歯下駄

ジコ坊のトレードマークと言っても過言ではない一本歯の下駄ですが、この下駄は起伏の激しい場所、登山や坂道などではとても便利なんだそう。
便利とはいえ、ジコ坊以外の唐傘連のメンバーは一本歯下駄を履いていません。
支点が一点のため、傾斜による影響を受けないとのことですが、バランス感覚や体幹がしっかりしていないと難しいと思います。一本歯下駄で岩場を駆け上がるのは相当な身体能力が備わっている証拠。

現在はスポーツや武道のトレーニングとして履かれている方も多いようです。

武闘派

他の唐傘連たちは朱傘に仕込んである毒針や刃物などを使って相手を倒しますが、ジコ坊は自分が戦うときに武器は使いません。アシタカと戦うときも自分の身体だけで戦っていました。これって凄いですよね。正統派というか潔さを感じます。

まとめ

ジコ坊、突き詰めてみると味わい深いキャラクターだということが分かりました。

このセリフに全てが凝縮されているように思いませんか?
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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