『南田南弁護士は天才肌』で気になるのが、主人公・南田南が「広川・ハワード法律事務所」に採用された理由です。
南は東大法学部を首席で卒業し、司法試験にもトップで合格した優秀な新人弁護士。それでも自閉スペクトラム症に対する社会の偏見によって、どの法律事務所にも採用されずにいました。
そんな南を採用したのが、「広川・ハワード法律事務所」の代表・広川凪沙です。
公式サイトでも、南は「ある理由から」採用されたとされており、単純に能力を評価されただけではなさそうです。
では、広川凪沙はなぜ南を採用したのでしょうか。
原作となる韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の設定を見ると、南の採用には父・南田誠や亡くなったとされる母親が関係している可能性があります。
南田南はなぜ広川・ハワード法律事務所に採用された?
南田南は、弁護士として非常に優秀な経歴を持っています。
- 東京大学法学部を首席で卒業
- 司法試験にトップで合格
- 驚異的な記憶力を持つ
これだけを見ると、広川・ハワード法律事務所が南の才能を評価して採用したとしても不思議ではありません。
ところが公式サイトでは、南について「ある理由から」採用されたと説明されています。
さらに第1話では、南の上司となる宮地賢吾が、彼女が自閉スペクトラム症であることを知って怪訝な表情を見せ、代表の広川凪沙に採用理由を問い詰めます。
つまり南の採用は、宮地を含む事務所側が通常の採用として受け入れていたものではなく、凪沙自身の判断が大きく関わっていると考えられます。
凪沙は南の何を知っていたのでしょうか。
広川凪沙と南田南にはどんな関係がある?
現在発表されている日本版の人物設定では、南と凪沙に過去の接点があったとは明かされていません。
南自身も、凪沙との特別な関係を知っている様子はありません。
そこで注目したいのが、南本人ではなく父・南田誠です。
誠は現在おむすび店を営んでいますが、実はかつて弁護士を志していました。
つまり法律の世界とまったく無関係な人物ではありません。
さらに公式の人物紹介では、物語が進むにつれて誠が「南の就職を巡る疑念」や「家族を取り巻く秘密」と向き合うことになるとされています。
南の就職と南田家の秘密。
この二つが同時に示されていることを考えると、凪沙が南を採用した理由にも南田家の過去が関係していると見るのが自然でしょう。
広川凪沙は南田誠の過去を知っている?
この関係を考えるうえで参考になるのが、韓国版『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』です。
韓国版で南にあたる主人公ウ・ヨンウを採用したのは、ハンバダ法律事務所の代表ハン・ソニョン。
そしてソニョンは、ヨンウの父ウ・グァンホと以前から接点のある人物でした。
ヨンウは優秀な成績で大学を卒業し、弁護士資格を取得しているにもかかわらず就職先が決まらずにいました。そんなヨンウに弁護士として働く機会を与えたのがソニョンです。
日本版でもこの基本的な人物関係を引き継ぐのであれば、広川凪沙と南田誠にも過去の接点があると考えられます。
誠がかつて弁護士を志していたという設定も、この関係につながる可能性があります。
南本人を以前から知っていたのではなく、誠を通じて南の存在を知り、何らかの理由で自分の法律事務所へ迎え入れたのかもしれません。
南田南の採用には母親も関係している?
もう一人、南の採用理由を考えるうえで外せないのが母親です。
日本版では、南の母親はすでに亡くなっているとされています。
そのため南は父・誠に一人で育てられました。
ところが原作の韓国版では、この「母親」が物語の大きな秘密になっています。
ヨンウの父グァンホは男手ひとつで娘を育ててきましたが、ヨンウの実母テ・スミは生きており、大手法律事務所テサンの弁護士として社会的にも大きな影響力を持つ人物でした。
そしてハンバダ法律事務所の代表ハン・ソニョンは、ヨンウの出生について知っています。
そのためヨンウの採用は、単に「優秀な新人を採用した」という話だけでは終わりません。
ヨンウの父、母、そして二つの法律事務所の関係へとつながっていきます。
日本版でもこの設定を生かすのであれば、広川凪沙は南の母親について何らかの事情を知っている人物になる可能性があります。
広川凪沙は南田南を利用するために採用した?
では、凪沙は自分の目的のためだけに南を採用したのでしょうか。
ここは少し複雑です。
韓国版のハン・ソニョンには、ヨンウの母テ・スミに対する思惑があります。
一方で、ヨンウが弁護士として非常に優秀であることも認めています。
つまり、ヨンウの採用には「才能を評価している」という面と「出生に関わる事情を知っている」という面の両方があります。
日本版の凪沙についても、同じような描かれ方になるのではないでしょうか。
南の経歴や能力を見れば、弁護士として高い能力を持っていることは明らかです。
それまで就職できなかった南にチャンスを与えたいという思いがあったとしても不思議ではありません。
ただ、それだけなら公式が採用理由を「ある理由」と伏せる必要はありません。
南の才能を評価する気持ちとは別に、凪沙だからこそ南を採用した理由があると考えたほうが、現在発表されている設定ともつながります。
南田南が本当の採用理由を知ったらどうなる?
ここで問題になるのが、南自身が採用の裏にある事情を知らない可能性です。
南は東大法学部を首席で卒業し、司法試験にもトップで合格しています。
本来なら、その実力だけでも十分に評価されるべき人物です。
それなのに後から「父親と凪沙が知り合いだった」「母親に関係する事情があった」と分かれば、南は自分が実力で採用されたのか疑問を持つでしょう。
これは南にとってかなり大きな問題です。
社会の偏見によって何度も不採用になった末に、ようやく弁護士として働ける場所を得たからこそ、その採用が自分の知らない家族の事情によるものだったとすれば素直には受け止められないはずです。
公式が父・誠について「南の就職を巡る疑念」と紹介していることからも、採用理由が父娘の関係に影響する展開がありそうです。
広川凪沙が南を採用した理由は家族の秘密につながる?
現在、日本版で明らかになっているのは、南田南が「ある理由から」広川・ハワード法律事務所に採用されたというところまでです。
しかし、原作となる韓国版の設定と日本版で発表されている情報を合わせると、採用そのものが物語の伏線になっている可能性は高そうです。
特に気になるのは、父・南田誠がかつて弁護士を志していたこと、そして今後「南の就職を巡る疑念」と「家族を取り巻く秘密」に向き合うと予告されている点です。
広川凪沙は南の父・誠とどのような関係にあるのか。
そして、亡くなったとされている南の母親について何を知っているのか。
韓国版と同じ構図が採用されるなら、南が広川・ハワード法律事務所に入った理由は、やがて明らかになる南田家の秘密への入口になりそうです。
広川凪沙が南に手を差し伸べた本当の理由が明かされたとき、南自身がそれをどう受け止めるのかにも注目です。


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