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『となりのトトロ』トトロの正体は何?怖いといわれる理由や実在・モデル・設定を解説

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『となりのトトロ』を代表するキャラクター「トトロ」。

大きなお腹に丸い耳、ふわふわした体がかわいいトトロですが、作品をよく見ると意外と謎の多い存在です。

「トトロの正体って何?」

「動物なの?妖怪なの?」

「実在する生き物がモデル?」

「よく見るとちょっと怖いけど、どんな設定なの?」

と気になった人もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、トトロは特定の実在動物をそのままモデルにしたキャラクターではなく、森に昔から住んでいる不思議な生き物として描かれています。

お父さんもトトロのことを「森の主」と表現しており、人間とは違う時間を生きているようにも見えます。

今回は、トトロの正体や設定、モデルになったと考えられる動物、そして「怖い」といわれる理由まで詳しく掘り下げます。

となりのトトロ|トトロの正体は何?

トトロを初めて見たメイは、巨大な動物のような姿をしたトトロを怖がるどころか、興味津々で近づいていきます。

しかし、そもそもトトロは何という生き物なのでしょうか。

映画の中では「○○という種類の動物」と説明されることはありません。

動物園にいるような生き物でもなければ、人間社会で普通に知られている存在でもありません。

お父さんはメイから話を聞いたあと、トトロについて「森の主」に会ったのだろうという趣旨の話をします。

つまりトトロは、森と深く結びつき、昔からそこに暮らしている不思議な存在として考えるのが自然です。

トトロは妖怪なの?

正体不明の不思議な存在となると、「トトロは妖怪なの?」と思う人もいるでしょう。

確かにトトロには、

・普通の大人には見えない
・巨大な体をしている
・夜になると活動する
・不思議な力を使う
・森の中に住んでいる

など、日本の昔話に登場する妖怪や精霊を思わせる特徴があります。

しかし映画の中で、トトロが「妖怪」と説明されることはありません。

人間を驚かせたり危害を加えたりする存在としても描かれていません。

むしろ、さつきが困って助けを求めたときにはネコバスを呼び、メイを探す手助けをしてくれます。

そのため、怖い妖怪というよりも、森に宿る精霊や自然の守り神に近いイメージで捉えると、作品の世界観には合っています。

トトロという名前の由来は?

「トトロ」という名前は、メイがつけた呼び名です。

メイが初めて大トトロと出会ったとき、名前を尋ねます。

トトロが大きな声で何かを発すると、メイにはそれが「トトロ」と聞こえたようです。

その後メイは、お父さんやさつきに「トトロに会った」と話します。

また、「トトロ」という言葉については、メイが「トロル」をうまく発音できず「トトロ」と言ったという設定でも知られています。

トロルとは、北欧などの伝承に登場する不思議な存在です。

メイが絵本などで知っていた「トロル」と、森で出会った巨大な生き物を結びつけたと考えると、「トトロ」という名前にも納得できます。

トトロのモデルは実在する動物?

トトロを見ていると、

「何かの動物に似ている」

と感じますよね。

丸い体、大きなお腹、尖った耳、ヒゲ。

しかし、トトロには実在するひとつの動物だけでは説明できない特徴があります。

フクロウに似ている?

トトロの大きな目や丸い体を見ると、フクロウを連想する人もいます。

特に夜の森に住んでいることや、暗闇の中で大きな目が印象的に見えるところは、夜行性のフクロウを思わせます。

また、トトロのお腹にある模様も、鳥の羽毛のように見えます。

猫にも似ている

トトロには猫のような特徴もあります。

尖った耳やヒゲ、顔つきなどは猫を連想させます。

さらに、大きく口を開けたときの表情や、気持ちよさそうに眠っている姿にも猫らしさを感じます。

同じ作品にはネコバスも登場するため、猫という動物が作品のキャラクターデザインに与えた影響を想像するのも面白いところです。

タヌキやクマのようにも見える

大きなお腹とずんぐりした体型は、タヌキやクマのようにも見えます。

特に大トトロは非常に大きく、メイがそのお腹の上に乗ってもほとんど気にしません。

丸くて柔らかそうな体は、さまざまな動物の特徴を組み合わせたように見えます。

そのため、トトロは「この動物がモデル」とひとつに決めるより、森に暮らすさまざまな動物を連想させるデザインと考えるとよいでしょう。

トトロは実在する?

もちろん、映画に登場するトトロという巨大な生物が実在することは確認されていません。

しかし、『となりのトトロ』の世界ではトトロはさつきやメイの想像だけで生まれた存在とも言い切れない描かれ方をしています。

トトロからもらった木の実。

庭に芽を出した植物。

トトロが呼んだネコバス。

さつきとメイだけの空想として片づけるには、不思議な出来事がいくつも起こります。

作品の世界では、人間には普段見えないけれど、森の中には本当にトトロが暮らしている。

そんな世界観になっていると考えたほうが、物語を素直に楽しめます。

トトロには3匹いる?

映画には大きさの異なる3匹のトトロが登場します。

一般的に「トトロ」と呼ばれている最も大きなトトロのほか、中くらいの青いトトロ、小さな白いトトロがいます。

大トトロは「大トトロ」、青いものは「中トトロ」、白いものは「小トトロ」と呼ばれています。

3匹が親子なのか、兄弟なのか、それともまったく別の関係なのかは映画では詳しく語られません。

ただ、一緒に行動していることから、同じ種類の仲間であることは想像できます。

大きさが大きく違うため、成長段階の違いにも見えます。

もし小トトロが成長して中トトロになり、さらに大トトロになるのだとしたら、トトロにも人間とは違う長い成長の時間があるのかもしれません。

大トトロは何歳?

トトロの設定を調べると、非常に長生きする存在として紹介されることがあります。

大トトロは、ずっと昔から森に暮らしていると考えられる存在です。

だからこそ、お父さんのいう「森の主」という表現もしっくりきます。

人間が家を建てたり道路を作ったりするよりもずっと前から、あの大きなクスノキとともに森で暮らしてきたのかもしれません。

トトロが人間社会に積極的に関わらず、森の中でのんびり眠っているのも、人間とはまったく違う時間の感覚で生きているからなのでしょう。

トトロはなぜ子どもにしか見えない?

トトロを実際に見るのは、メイとさつきです。

お父さんは娘たちの話を信じてくれますが、自分自身がトトロを見る場面はありません。

カンタやおばあちゃんなど、ほかの大人たちもトトロを見ていません。

これは、まっくろくろすけにも共通しています。

おばあちゃんは、ススワタリについて自分も子どものころには見えたという趣旨の話をしています。

『となりのトトロ』では、子どものころには見えていたものが、大人になると見えなくなるという世界観が感じられます。

森の中で何かが動いた。

暗い部屋に何かがいる。

風の音が誰かの声のように聞こえる。

大人なら気のせいとして片づけるようなものを、子どもはそのまま受け入れることができます。

トトロは、そんな子どもにしか見つけられない存在なのかもしれません。

トトロが「怖い」といわれるのはなぜ?

かわいいキャラクターとして世界中で親しまれているトトロですが、ネット上では「トトロは怖い」という声もあります。

確かに映画を改めて見ると、少し不気味に感じる要素もあります。

大きく口を開けた顔が怖い

トトロは普段はかわいらしい顔をしていますが、あくびをしたり大きな声を出したりすると、巨大な口と鋭い歯が見えます。

メイよりはるかに大きな体をしているため、現実にあのサイズの生き物が目の前にいたら相当な迫力でしょう。

かわいい見た目と巨大な体とのギャップが、「よく見ると怖い」と感じる理由のひとつです。

夜の森に現れる存在だから

トトロが印象的に登場するのは、暗い森や夜です。

特にバス停でさつきの隣に立っている場面では、暗闇の中に巨大なトトロが突然現れます。

さらにネコバスなど、人間には見えない不思議な存在も登場します。

明るいファンタジーでありながら、昔話や日本の怪異譚のような雰囲気も持っていることが、『となりのトトロ』独特の魅力です。

「トトロ=死神」という怖い都市伝説は本当?

トトロについて検索すると、

「トトロは死神」

「トトロに会うと死ぬ」

「さつきとメイは途中で亡くなっている」

といった怖い都市伝説を目にすることがあります。

特に有名なのが、

「メイが池で亡くなり、さつきもトトロに会ったことで死後の世界へ行った」

という説です。

しかし、これは公式設定ではありません。

スタジオジブリ側からも、さつきとメイが死亡しているという設定は否定されています。

映画のエンディングには、本編後と思われるさつきやメイの日常も描かれています。

そのため「トトロ=死神」「さつきとメイは死亡している」という話を、作品の正式な設定として受け取る必要はありません。

トトロの本当の設定は「森の主」?

トトロについて「妖怪」「精霊」「動物」など、さまざまな言葉で説明することができます。

しかし作品の中で最もトトロらしさを表しているのは、お父さんが語る**「森の主」**という言葉でしょう。

大きなクスノキの根元で眠り、夜になると森を動き回る。

木の実を育て、風のように空を飛び、人間には普段姿を見せない。

人間の生活から少し離れたところで、昔から森と一緒に生きている。

トトロを特定の動物や妖怪の名前に当てはめるより、

「あの森に昔から住んでいる主」

と考えるほうが、『となりのトトロ』の世界観にはぴったりなのかもしれません。

まとめ

『となりのトトロ』のトトロについて、正体やモデル、実在するのか、怖いといわれる理由や設定を解説しました。

トトロは、特定の実在動物として描かれているわけではありません。

フクロウ、猫、タヌキ、クマなどを連想させる特徴を持っていますが、「この動物がモデル」とひとつに特定することは難しい存在です。

そして作品の中では、大きなクスノキのある森に昔から暮らしている「森の主」のような存在として描かれています。

一方、「トトロは死神」「さつきとメイは死亡している」といった怖い話は公式設定ではなく、後から広まった都市伝説です。

大きな口や鋭い歯、夜の森に現れる姿など、少し怖さを感じさせるところもありますが、それもトトロの魅力のひとつ。

かわいいマスコットとしてだけではなく、人間には見えない森の奥に昔から存在している不思議なものとして見ると、トトロというキャラクターがより奥深く感じられるのではないでしょうか。

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