近頃、ニュースなどで多頭飼育崩壊を目にすることがあります。
猫と暮らし始めた当初はそんな悲惨なことを起こすつもりなどなかったのでしょう。
私も猫4匹と暮らしているので、他人事ではありません。
今日はそんな多頭飼育のメリットとデメリットについてお話したいと思います。
Contents
猫の多頭飼いに必要な届け出
都道府県の条例で10頭以上の飼育は届け出が必要な場合があります。
私の住んでいる千葉県を例にすると県内(千葉市、船橋市及び柏市を除く)で犬・猫(生後91日未満のものを除く)を合計で10頭以上飼養する者。届出をしない場合や虚偽の届出をした場合は、5万円以下の過料 とされています。
詳しくはお住まいの自治体のホームページなどで確認してください。
猫の多頭飼いのデメリット
お金がかかる
1匹でもお金はかかりますが、猫の頭数分だけかかる費用も当然増えます。
日々のご飯代や猫砂などの日用品に加えて、毎年のワクチン代、医療費など。
激安キャットフードなどは保存料や添加物も多く入っているため、猫の健康にも良くありません。幸い?うちには育ち盛りの人間はいないので、人の食費は削っても猫の食費は削りません。
自分の時間がなくなる
猫たちを置いて旅行なども行けません。行けないというよりも私が心配で行かないのですが・・・
猫用品の掃除や猫たちのお手入れ、これも健康維持のために手を抜けません。
猫の多頭飼いのメリット
猫まみれになる
うちの子たちは私にべったりの子ばかりなので、こうして記事を書いているときにも誰かしらが近くにいます。最近はオンラインで打ち合わせをしたり、講座を受ける機会が増えましたが、必ず猫が乱入してくるので私よりも猫が画面に映ることもしばしば。トイレやお風呂にも入ってきます。
これってメリットかしら?
癒やし
寝ている姿、ご飯を食べている姿、私が仕事から帰宅すると出迎えてくれる、私が疲れているときにマッサージをしてくれるなど数え切れないほどの癒やしをもらっています。
(私が勝手にマッサージと思っているだけで、猫からすれば私の柔らかいお腹がフミフミしやすいだけかもしれません)
幸せを運んでくれる
私に幸せを運んできてくれたHAPPY CATSたち。そこに居てくれるだけで笑顔になります。
時には粗相をして私の寝る場所がなくなったり、元気よく走り回って置物を壊したり、キャーッとなることもありますが彼らのおかげで楽しい毎日が過ごせている。私が落ち込んでいるときには必ず傍にきて『元気だせにゃ』と慰めてくれます。
猫同士のメリット・デメリット
相性が合わないとストレスになる
うちの子たちは幸いにも仲良くしているように見えますが、我慢していることもたくさんあると思っています。お気に入りの場所の取り合い、私の争奪戦などが日々繰り広げられていますから。
中にはどうしても相性が合わずに、お互いにストレスになってしまう場合もあります。ストレスでハゲが出来てしまったり、食欲が落ちてしまうなど。特に高齢猫はのんびりと過ごしたいのにも関わらず、元気な子猫がいると気が滅入ってしまい体調を崩してしまう子もいるようなので注意が必要です。
「1匹では寂しくて可哀想だ」というのは飼い主の思い込みであって、猫からすれば飼い主さんの愛情を独り占めにすることが出来るので、その子の性格などをじっくり考慮してください。
お互いが大切な存在
キジトラの子は生後3週間で親猫とはぐれて衰弱していたところを保護しました。とても優しい子で文句をいいながら新たに保護してきた子の面倒をみてくれます。なので皆、彼女のことを姉のように慕っています。私が子猫を保護出来るのは先住猫たちの協力があってこそ!
白黒の子は私と先住猫たちが甘やかしたので3歳になっても子猫のまま。先日保護した子猫とは本気で遊べる弟が出来たことを喜んでいるようです。これは結果論でメリットなのかは分かりません。私の愛しい子どもたち。楽しく暮らしてくれていると信じています。
人も猫も幸せになるためには?
飼い主さん側の都合だけでなく、きちんと猫のことも考える必要があると思います。
私も今は4匹の猫と暮らしていますが、末っ子の子猫を保護したときには里親さんを見つけるつもりでした。子猫があまりにも家に馴染んでしまい、先住猫たちも迎え入れる気持ちになっていたので、経済的なことや環境などを考慮して決心しました。
可愛いからだけではなく、きちんと考えて決断してください。
複数飼いの場合、避妊手術は必須です。猫は一度の出産で平均5匹の子猫を産みます。
全てを飼う、または里親さんを見つけるのは簡単ではありません。
不幸な命を作らないために避妊手術をして、穏やかで幸せな猫生を送れるように務めるのが飼い主の責任だと考えます。
まとめ
私(飼い主)にとってのデメリットとメリットを色々考えてみましたが、私にとっては大切な家族、愛する子どもたちなので負担だと思ったことはありません。
縁があって私の子になってくれた。私を選んで来てくれた子たち。この子たちがいてくれて幸せな時間を過ごしているので、私の出来る限り幸せと思ってもらえるように頑張ります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
一匹でも多くの猫が幸せでありますよう、心から祈っています。
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