キングダム2の蚩尤(しゆう)は実在した?悲しみの一族と言われる理由についても

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キングダムは紀元前3世紀、古代中国の戦国時代末期における中国史上、初めて天下統一をしたとされる秦国の皇帝と皇帝に仕えた武将・信が天下統一を目指す物語。
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』は秦国に侵略を開始してきた魏国との戦いが舞台です。
この記事では謎に包まれた悲しみの一族と言われている蚩尤(しゆう)、羌瘣(きょうかい)のモデルについて解説していきたいと思います。

キングダム2の蚩尤(しゆう)は実在した?

物語の中では詳しく語られていない蚩尤(しゆう)について詳しく調べてみました。

中国神話に登場する武神

蚩尤(しゆう)は獣のような姿で牛の頭、牛のヒヅメに4つの目、6本の手を持った大きな体格という風貌。見た目も恐ろしいですが、性格も邪で凶暴・貪欲と言われています。石や鉄をも食すという、何とも強そうな、まるで戦うためだけに存在するような神様でした。この蚩尤は同じ姿をした兄弟たちが81人、もしくは72人いたとされています。

武器を発明

戦いの武神、蚩尤(しゆう)は戦争で有利な戦いをするための武器を発明したとされています。
斧、盾、弓矢など従来の武器にさらなる改良を加え、金属を用いて強固な武器にしたりと今までの戦い方をも変えてしまうであろう蚩尤(しゆう)たちの策略。まさに武神と讃えられる存在でした。

悲しみの一族と言われる理由

人を超える力を持つという伝説の暗殺一族、かつてたった一人で小国を滅亡に追い込んだという逸話もあります。別の名を悲しみの一族と言われていました。悲しみの一族と言われる所以はなんなのでしょうか?

キングダムでの蚩尤

キングダムの物語の中では蚩尤(しゆう)は謎に包まれた一族として描かれていますが、羌廆(きょうかい)の話しを聞くと蚩尤(しゆう)とは一族を表すのではなく、一族間での殺し合いの末に生き残った最強の者を指すのです。蚩尤(しゆう)と名乗れる者はたった一人。

呪われた一族で、決して山から出ることなく幼い頃から殺しの修練を積み重ねているとのこと。それぞれの氏族があり、各氏族から蚩尤(しゆう)の候補者たちが集められ、蚩尤(しゆう)になるために殺し合いが行われるのでした。

悲しい運命

幼い頃から山での生活しか知らない彼女たち。楽しいことなどなく、日々辛い修練を繰り返す日々なのです。
羌廆(きょうかい)の姉のような存在だった羌象(きょうしょう)は自分の夢を語ります。
『生き延びてまだまだやりたいことが山程ある。男を知りたい、山を出て国ってのも見てみたい、そこに住む人間も見てみたい。そして何より・・・・』この先は何が言いたかったのか、それは誰にも分かりません。
いよいよ明日、蚩尤(しゆう)を決めるべく殺し合いが行われます。
羌象(きょうしょう)は殺伐とした今までの人生で唯一無二の存在である羌廆(きょうかい)を香を焚いて深い眠りにつかせ、戦いに行かせずに守るのでした。
命を助けられた羌廆(きょうかい)は羌象(きょうしょう)の仇を打つためだけに生きることを決めたのです。

人を殺すためだけに存在する

蚩尤(しゆう)になるために集められた彼女たち。喜怒哀楽などの感情なども持たずに人を殺すためだけに鍛錬するだけの日々。それ故に悲しみの一族と言われているのでしょう。
ただ、姉の羌象(きょうしょう)を思う気持ちを知った羌廆(きょうかい)は僅かながらも幸せなのかもしれません。

まとめ

信と出会った頃は悲しい瞳をしていた羌廆(きょうかい)、仲間を得て、物語が進むにつれて彼女の行く末に希望の光が見えてくることを心から願います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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