リメンバーミーは2018年に日本で公開されたピクサーアニメーション制作の映画で、メキシコが舞台となった家族の繋がりをテーマにした物語です。
今回は主人公・ミゲルの相棒、犬のダンテの活躍について解説していきたいと思います。
Contents
リメンバーミーのダンテはなぜ死者の国へ行けた？
リメンバーミーの主人公ミゲルだけでなく、なぜダンテも一緒に死者の国に行けたのでしょうか？
ミゲルが死者の国に飛ばされた理由
ミゲルはデラクレスの霊廟からデラクレスの遺品であるギターを借りようとしました。これはミゲル側の言い分で実際は盗んだと言われても仕方のない状況。
死者の日に死者の物を盗んだ者は呪いによって死者の国に飛ばされてしまうのです。日の出までに先祖からの許しを得ないと元の世界に帰ることが出来ません。
死者へのお供えを食べたから？
ダンテは死者へのお供えを食べてしまいました。ミゲルと同様、死者の物を盗んだとみなされたため、ダンテもミゲルと一緒に死者の国へ行けたという一説もあります。
自覚はないが魂のガイドだったから
ダンテには自分がミゲルの霊のガイドであるという自覚は全くありませんでした。聖者の国にいたときからダンテはミゲルの親友です。運命が二人を結びつけていたのだと思います。なのでミゲルから離れることはありません。本能で分かっていたから当然死者の国にまでついていけたのです。
ダンテのモデル
ダンテは実在する犬種がモデルとなっています。
ショロ犬
メキシカン・ヘアレス・ドッグと呼ばれる犬で正式犬種名はショロイツクインツレ（通称ショロ）といいます。主な特徴として毛がなく、頭と尻尾わずかに毛が生えているだけ。前臼歯もありません。ダンテは前臼歯がないから舌が出やすいのですね。
アステカ時代から存在する
ショロ犬の歴史は古く、約3500年前にもさかのぼります。アステカ神話の神『ショロトル』が名前の由来とされており、古代から人間の良きパートナーとして愛された犬でした。
最も重要な役割だったのは亡くなった人をあの世まで導くこととされていたようです。
ダンテがアレブリヘになった理由
ダンテがアレブリヘになった理由について解説していきたいと思います。
アレブリヘとは
リメンバーミーの物語の中でアレブリヘは精霊や魂のガイドとして描かれていますが、メキシコでは伝統工芸品として親しまれています。
不思議な夢から生まれたアレブリヘ
アレブリヘはお菓子の入れる紙製の入れ物を作る職人だったペトロ氏が病に臥せっている際に見た夢がきっかけで作り始めたもの。不思議な姿をした動物たちを作り続けているうちにメキシコの伝統工芸品となっていきました。
とてもカラフルで不思議な姿の動物たちがたくさんいます。
魂のガイド
ミゲルはフリーダ・カーロからダンテは「魂のガイドかも」と助言をされますが、ミゲルはそうは思えませんでした。ダンテはミゲルの危険を察知してミゲルがヘクターのもとを離れようとしたときも必死で止めようとします。
そのダンテに対してミゲルは『お前は魂のガイドなんかじゃない！ただのダメ犬だ！」と罵ってしまいました。このときのダンテの悲しい顔が見ていて切なくなりました。
ガイドとして認められたダンテ
何度もミゲルの危機を救ってきたダンテ。ヘクターのことも初めから何かを感じ取っていたのでしょう。そのことに気がついたミゲルはダンテに「やっぱり導いてくれた！お前は魂のガイドだぞ！いい子だー』と心からの感謝を伝えました。するとダンテの身体はカラフルな色に変わり小さな羽も生えたのです。魂のガイドとして認められたことで姿も魂のガイド・アレブリヘに変貌を遂げたのでした。
アレブリヘになったダンテ、嬉しそう！
まとめ
いかがでしたでしょうか？ダンテについてまとめてみました。野良犬として街で生活していたダンテ、親友ミゲルの魂のガイドとして繋がっていたなんてHAPPYな結末に私も幸せな気持ちになれました。
アレブリヘのダンテ、これからもミゲルやリヴェラ家の魂のガイドとして活躍することと思います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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